カテゴリー: ご寄付経過報告

寄付経過報告32

たった今、新作の130号(162x194cm)の作品が無事集荷され、トラックに積まれて行きました。

kumonoarpeggio-compo-s.jpg

同じサイズの作品を今回2点準備しましたが、新しい方の作品を応募することにしました。出品しなかった方は、2009年から制作しているもので、引き続き制作をして行くことになります。

新作の画像を早くアップしたいところですが、まだトラックの上ですから、ここではほんのちらっとだけ。題名等も伏せておく事に致します。

kumonoarpeggio-pre-s.jpg

この画像からも少し見えると思いますが、アルミのアングル材を取り寄せて、仮縁を自分でつくり、取付けてあります。既成品の仮縁は、作品の縁にネジ止めするようになっていて、せっかくの無垢のキャンバスの縁に傷をつけることになります。それが嫌なので、自分でアングルを斜めにカットしてキャンバスの木枠に裏からネジ止めしています。作品の周囲に5mmの隙間を付けて、とてもシャープでシンプルな額縁に仕上がりました。アルミ材は軽く、歪みがなく、また加工しやすい優れた素材です。とても楽にのこぎりでカット出来るのです。材料費は約5000円で済ませることができました。この大きさの仮縁は最低でも2万円はかかるところです。

この度の新作の完成は、さまざまな方々のお力沿いの賜物です。また、ブログを少しお休みしている間にも、支援や励ましのお便りを頂いておりました。心から感謝し、2014年の企画展に向けてより一層制作に尽力して行く所存です。ありがとうございました。

次の予定も、既に準備が進んでいます。来月下旬、長野県信濃美術館でワークショップを行う予定です。チラシが出来次第、また詳細をブログにアップ致します。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告32*

10月20日~10月30日

応援寄付 1名様 7口       7000円
賛同寄付 1名様 1口      10000円

画集 1冊   1260円
画料    183,000円

小計 201,260円
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2014年目的達成まで あと 2,343,399円
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寄付経過報告31

毎日毎日制作に根を詰めて行くと、途中はそれ以外の事に何も関心がなくなって、食べたり寝たりというような生活の事すら考えられなくなってしまいます。それでもそれを通り越すと、ある時に何でもないようなことに胸が一杯になったり、涙が溢れて来るようなことが起きて来ます。自分でもおかしいなぁとは思うのですが、だいたいこんな具合になって、ようやく新しい制作に実感が湧いて来るというところなのです。

食生活は、ですからいたってシンプルにする工夫をしていて、保存のきくものや毎日食べても飽きないもの、調理に時間がかからないものに自然となっていきます。極たまに行く買い物すら、猛スピードで、買うべきもの以外には目もくれないような始末です。本当はいろいろなものを食べればいいと思いますが、選んでいる余裕がありませんし、そもそもいろいろな食材を買う余裕もないわけで、玄米のお粥、パンとコーヒー、パスタ、ナッツとドライフルーツ、このバリエーションでとても楽をしています。お粥の中に、煮干し、野菜、玉子、梅干しなどを入れます。こちらでは、大根に立派な葉がそのままついて、100円前後で出回っていて、それがとても美味しいです。

そんな生活の中、先日近くのパン屋さんからメールが来て、巨峰のお裾分けを頂きました。甘くて瑞々しく、あらためて葡萄の味を堪能しました。美味しさというのは、こういう時に感じさせて頂く、本当にありがたいものです。心から感謝して頂きました。

このブログサイトも、しばらくほっぽらかしになってしまっていたのですが、そんな中でも奇特な九州の方から、『通信誌第2号』の注文がありました。感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

個展を見て下さった方々から、メール等で感想をたくさん頂きました。本当は、見に来て頂いた方々にお礼の手紙を書くつもりでいたのですが、それよりも今は、とにかく今の制作に打ち込む事が、恩に報いることになると判断して、お手紙を出すのを先延ばしにしております。この制作での成果をお知らせ出来るように、尽力しているところです。

頂いたお便りの中に、私の個展をきっかけに、KANEKO ART TOKYOで発表されている他の作家の方達の作品にも興味を持ったので見に行ってみます、と書いて下さった方がいまして、とても大きな喜びとなりました。美術の世界は、一口では言い表せない程に多様で、まるで大海のごとく深く広い世界です。私の作品が一つの入り口のようになれれば、というのは長年心の片隅に持ち続けている一つの願いです。

私の作品には、美術未開拓の人が入りやすい何かがあり、それをきっかけに他のとっつきにくい現代美術への架け橋になることがしばしば起きます。それがどういう理由なのかはわかりませんが、これまでにも幾つかの例を経験しています。

その一つの例になるのかもしれませんが、2010年当時に知り合った時には「美術にはあまり関心がありません」と言っていた人が、このようなブログを書いていましたので、是非その内容を読んで驚いて下さい。今では美術館での特別展を初日に見に行ってしまう程のようです。「もの派」の作品にこれだけの感想を書けることが、信じられません。と同時に、とても嬉しくて胸が一杯になりました。

http://blog.philosophia-style.com/monoha.html

美術の世界には、どうしようもないようなものや、近づきたくないようなものまで確かに含まれていますが、一方で生きる糧になるような大きな喜びや感動もあるのです。そういうものは、どうしようもないものまで、かけがえのない存在にさえしてしまう程の威力があります。ですから、これを感じずに死んでしまうのは本当にもったいないことです。

そのようなことが、いつどのようにして起きるのかは、人によってさまざまであり、どのような作品と決まっているわけではありません。また、ある人にとっての感動の作品が、別の人の感動にはならない事もあります。また、感動を受けても、それがどういう事なのか本人にもその意味がすぐにはわからないこともあって、10年後にわかるなんていうことまであります。私の作品についても、ある展示で見てその時にはピンと来なくても、ある時にふとぶり返すようにして感動が起きて、細い糸を探るようにして個展を見に来て下さるような人もいるのです。

だからこそ、美術との出会いはかけがえのないものになるのだと思います。「美術なんて」と思っている人にこそ、大きな感動の瞬間が期待出来るとも言えるのです。

出会いは、どこに用意されているかわかりません。ここにもまた一つの出会いがありました。こちらのサイトで、私の作品を紹介するオフィシャルサイトをご紹介して下さっています。他にも同時代に活躍されているアーティスト10人の方々のリンクが貼ってあるようです。是非お訪ね下さい。それにしても私の紹介文、照れますね(汗)。

http://follec-flack.blogspot.jp/2012/10/blog-post_17.html

制作はいよいよ追い込みです。今回の作品は、最後の仕上げに充分な時間を持つ事ができそうですが、新しい傾向が含まれているために、自分の作品として消化するまでに時間がかかっています。丁寧な仕上げも大切ではありますが、またあまり手を入れ過ぎると勢いがなくなることもあります。じっくり判断して完成させたいと思っています。

制作の手を休めて、グレン・グールドの演奏するバッハに耳を傾けるひと時が、何よりも休息の時間となります。バッハの音楽はとても抽象的に思えてなりません。それがなぜなのかずっと考えていたところ、このような文章に出会いました。
「晩年のバッハは学校や教会の仕事に情熱を失い、自分が今まで信じてきたバロック音楽の完成に力を注ぐようになる。その結果生まれたのが、複雑なカノンやフーガで構成された〈カノン風変奏曲〉や〈音楽の捧げもの〉、〈フーガの技法〉である。それは実際に演奏されることより、自分の芸術信条の証しとして書かれたもので、一種の抽象音楽であるとさえ言えた」(『バッハ 神はわが王なり』p.119)

「芸術信条の証し」として、私も今の作品を完成できればと思うのです。何かはっき
りした目的のための絵画ではなく、何だかわからない大きなもののために私は制作するからです。後1週間弱、制作の追い込みです。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告31*

10月4日~10月19日

応援寄付 0名様 0口       0円
賛同寄付 0名様 0口      0円

通信誌 1冊 3000円

小計 3,000円
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2014年目的達成まで あと 2,544,659円
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寄付経過報告30

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告30*

9月23日~10月3日

応援寄付 1名様 1口     1000円
賛同寄付 0名様 0口      0円

小計 1,000円
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2014年目的達成まで あと 2,547,659円

お陰さまで、個展による作品画料の収入がありましたので、今月は無事に生活することができます。

筋肉痛によく効いて愛用している「本常葉白紅」やスリランカのフレーバー・ティMlesnaも応援として送って頂いています。とても助かっております。また昨日は、引き続き寄付金もお送り下さる方がありました。
今の制作にまた大きな励みとなっております。ありがとうございます!
尚10月末〆切の公募展大作応募を控えておりますため、収支の詳細は今年年末にまとめてご報告させて頂きます。
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寄付経過報告29

昨日小旅行から長野に帰って来ました。
個展など発表活動が一段落すると、見知を広めるために必ず旅に出掛けることにしています。
ドルやユーロが安いので、海外にという計画もあったのですが、現在制作中の大作が気になるので、1週間を空けることは出来ず国内1泊というミニミニ計画になりました(笑)。関西方面の美術館と画廊等を見て来ました。旅の話しはまた追々....。

KANEKO ART TOKYOでの個展が、お陰さまで16日で無事に終了しました。
自分なりの感触のあった個展になりました。
2008年から新作まで、およそ4年にわたる私の小品制作の推移を見て頂く個展となりました。

1995年の初めての個展では、5年間に貯めた作品を発表して以来、いつも自転車操業で新作を出しては小品はほぼ完売、を繰り返して来ましたから、どこかで立ち止まって、少し作品を貯めた個展をしたいというのがここ数年の正直な気持ちでした。しかしこのような形での発表は、経済的にとても難しいというのが実情です。画料によって生活が支えられているため、作品を貯めている時期に別の方法での収入で補填しなければならないからです。今回はブログからの呼びかけなどから複数名の支援者の方々から寄付金が集まったことにより、この贅沢な個展企画が実現しました。助けて頂き、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。お陰さまで、この不況下にもかかわらず、作品販売の目標額を越えることが出来ました。この場をお借りしまして、厚くお礼申し上げます。

アトリエには、制作中の130号のキャンバスが2点置かれ、同時進行で描き進めています。
目の前の机上には、最近取り寄せた本が散在しています。『現代の美術 別館 現代美術の思想』『レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画論攷』『ライプニッツ「モナドロジー」』『大衆の反逆』等々。

今回の個展発表により自分の今後の方向性がまた少し見えて来たところがあり、その方向性をより強固にするためにこれらの本を読み思索する毎日です。

そして先ほど、また130号キャンバスの木枠が届きました。定価33000円のものが特価で18000円で手に入りました。本当にありがたいことです。

大作よりも小品を沢山作って欲しいというニーズは、初期の頃からずっと言われ続けて来たことです。しかし私の制作は、ある特定のニーズに応えて意図的に制作するものではなく、やはり何だかわからない大きな存在に向けて自己の存在を問うようにして生まれて来るものなのです。このあり方は当初から何も変わりません。変化していくことも大切ですが、変えたりぶれてはならない部分をわきまえなければなりません。

芸術活動は限界を超えて領土を広げて行く、というのが現代美術の主流の動きなのかも知れません。私はそういう時代に流されることなく、オーソドックスに絵画の可能性を煮詰めてみたいと思います。私の制作の原点は、1985年にベルギーの美術館で見た20世紀抽象絵画展のあの会場にあり、「これらの展示作品の中にはない、私にしか出来ない絵画の新しい可能性」が見えたその瞬間です。ですから。それをじっくりひとつひとつ形にしていくのが私の領分です。

可能性を広げる事が必ずしも芸術の幸せにはなっていないのではないでしょうか。ここ数年そう思ってこの時代を俯瞰しています。「みんながつくる芸術の世界(例えばコンテンポラリー・アート)に参加する」という時代はもう盛期を過ぎたと感じています。むしろこれからは作家個人が、個々バラバラに自立して、自ら限界をあえて作ることで自己を確立して行く芸術、そういうものを自己の責任で立ち上がらせて行く時代になって来ていると言えます。

ライプニッツのいうように「群れ」とは、いつでも分散の危機にあります。ですからこれからは「モナド」すなわちそれ自体で一なる芸術活動。芸術という「複合体の中に包まれつつ、その複合体を包む」芸術というもの。あるいは「知性」と「意志」とが二重に重ねられて語られるような制作の中で、私は活動して行くのだという実感があります。

追伸
ご寄付を頂いた方から、個展会場で「余計なことはいいから、とにかく制作に集中して下さい」とありがたいアドバイスを頂きました。今後の予定に向けて、通信誌はしばらくお休みし、寄付の経過報告はブログでお知らせするのみと致します。よろしくご了承下さい。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告29*

8月30日~9月22日

応援寄付 0名様 0口     0円
賛同寄付 3名様 7口    70000円

小計 70,000円
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9月末まで あと   28190円
目的達成まで あと 2,912,685円

個展は終わりましたが、今は10月末〆切応募の作品と2014年予定の企画展発表制作に向けて制作に邁進しております。頂いた寄付金は、それらの制作のための画材費購入のために大切に使わせて頂きます。
ありがとうございました!
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寄付経過報告28

9月7日と8日にKANEKO ART TOKYOでの個展に在廊し、いらっしゃる方々にご挨拶致しました。
いつものように、会期中常に画廊に詰めていることが出来ず、本当に心苦しく思っております。
この場をお借りしまして、改めてお礼申し上げます。

今回の個展では、驚くようなことが度重なり、どれからご報告したらよいか分からない程です。
長文の熱い感想メールを送って下さった方々。
二度も三度も、その都度お友達に声を掛けて下さって画廊に来て下さる方々。
遠くは新潟等から、私のサイトでの出会いをきっかけに、初めて個展に駆けつけて下さった方々。
そして何も面識の無い茨城の方から、この度ご寄付まで送って頂きました(涙)。
感激して、声になりません。本当にありがとうございます!

ブログ等の画像情報で、はじめて私の作品を見に来た方々が、口々に「写真や画像ではまったく伝わらない作品」とおっしゃっていました。善くも悪くも、これが私の作品の弱点であり、また強みと言えます。

ずっとほぼ同じ手法でここまで来ました。自分なりに手法を組み立てて来ましたので、それを比類なきものに極め抜くことが一つの課題です。そしてその先にある絵画の崇高さ。それを取り戻す事が、これからの私の使命と自負しているところです。

芳名帳に頂いたお名前一つ一つが、
今まさに制作中の私の意欲を一層掻き立てて下さいます。
またお陰さまで、作品も順調に行くべき先が次々と決まり、画廊共々大変な励ましになっております。

今回の展示作品は2008年から今年の新作まで、
約4年の画業の軌跡を比較して見て頂く内容になっているのが特徴です。
また、KANEKO ART TOKYOの新しい空間で、さまざまな展示の工夫を凝らしてもらっております。
これと同じ状況での展示は、この個展が最後の見納めとなると言ってよいと思います。
どうぞまだの方は、是非今回のベストセレクト、コンデションでの展示をお見逃しなく。

会場の様子を撮影して参りましたので、少しでも多くの方々に足を向けて頂くために、もう少し詳しい画像を貼っておきます。会期は16日まで。後残りわずかとなりました。

kaneko2012-2@ss
小作品を彫刻のように取付けて展示

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新作3点

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中2点は美浜美術展出品作品

kaneko2012正面@ss
「cloud」が皆様をお待ちしております

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告28*

8月30日~9月11日

応援寄付 0名様 0口     0円
賛同寄付 2名様 2口    20000円

画集6冊 6,000円

小計 26,000円
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9月末まで あと   88190円
目的達成まで あと 2,972,685円

お陰様で、今回の個展の現時点での作品の売り上げにより、今年12月に向かってギリギリではあるものの何とか制作に集中することが出来る見通しとなって参りました。これも川田作品愛好者及びブログ読者、ご支援して下さる方々のお陰です。何度も深くお礼を申し上げたいところです。本当にありがとうございます。
本来でしたら来年のことは来年に、と思いたいところではありますが、来年の制作は2014年の企画展に向けて、かなりの集中度が要求されることは自明です。また、この度ご寄付をして下さる方々や、2014年の発表に大きな期待をして下さる方々から、余計な仕事は極力避けて、制作に邁進するようアドバイスも受けております。来年になってから金策するのでは間に合わないことが予測されます。したがって引き続き気を緩めることなく、今の時期に出来得る限りを尽くし、次の予定である10月の公募展への挑戦により、来年度予算を獲得すべく尽力して行く所存です。

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寄付経過報告27

朝晩は、もう秋風が吹くようになりました。
自宅の北の方角に8畳の和室があり、午前中はそこでドローイング制作をはじめました。

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本来アトリエは、北向きの窓がある部屋が良いとされます。しかし日本の住宅事情では、北側に広いリビングのある物件はまずありません。大抵南に大きな窓のあるリビングとなっていて、冬は暖かくて暖房費が助かりますが、制作にあまり都合が良くありません。光が多過ぎると、白いキャンバスや白い画面が眩しくて,目が疲れるのです。

相模原時代から、少しずつドローイングを描きためています。機会が出来ましたら、ドローイングだけの個展もしてみたいと思っています。

午後からは、130号のキャンバスの木枠を組み立てました。マルオカの木枠は、木曽の杉材でつくられています。アトリエ内に、杉の香りが漂います。もう次の制作の準備です。

studio kawada2012829

川田祐子展 ー内なる自然に従ってー 開催中!

2012年8月28日(火)〜9月16日(日)
12:00〜19:00 (土、日曜〜18:00) 月曜休廊

KANEKO ART TOKYO
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビル1F
TEL:03-6240-9774
アクセス ◆都営新宿線 岩本町A5から3分  ◆秋葉原界隈から徒歩5分  ◆JR 神田北口、地下鉄 神田3番出口は神田平成通りを経て6分 ◆日比谷線 小伝馬町4番出口から水天宮通りを経て5分 ◆JR 総武線 新日本橋8番出口から昭和通りを経て6分

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告27*

8月21日~29日

応援寄付 0名様 0口     0円
賛同寄付 0名様 0口    0円

画集5冊 6,300円
画料 75,000円

小計 81,300円
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9月繰越金    55,810円
目的達成まで あと 2,998,685円

8月も無事に乗り越えることができました。
皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
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寄付経過報告26

しばらくブログ更新が滞っておりました。
28日からの個展に出品する作品を、本日無事に搬出する事ができました。

作品梱包は、私にとって楽しみな作業の一つです。私の作品は、これまでどれも手製の専用の箱に入れて画廊に届けて来ましたが、今回はじめて、袋に入れてから箱に詰めることに致しました。布は柔らかく、作品に馴染みます。ひとつひとつミシンで手作りしました。通販で、ブロード生地とシーチング生地が安く手に入ったのがきっかけです。クラフト紙、エアキャップ、テープなどを使いますと、ストックするのにかさばるのが難点。また、安くて簡単に捨てられてしまうようなものは、なるべく使わないようにして行きたい、という気持ちもあります。

今回の作品は青い作品が多いのですが、黄袋や生成りの袋から出て来ると、色の対比のせいか、作品も冴えて見える気がしました。そして、ミシンを久しぶりに取り出して、動かす楽しさも満喫しました。これからは、せっかく持っているミシンも大いに活用して行きたいと思っているところです。

アトリエの中はすっかり片付いてしまい、頭の中も真っ白です(笑)。ブログに書く内容すら思いつきません。というのも、考えていることや、伝えたいことは、作品に全て込めたという思いもありますし、それでも足りない部分は、文章にしてパンフを作成したからです。A3横長を三つ折りにして。表に出品作品のカラー画像、内側には、みっちり文章を掲載しました。個展のテーマ「内なる自然に従って」について書き下ろし文を掲載しました。作品鑑賞には、余計なことかもしれませんでしたが、私自身がこれまでのようには毎日在廊できなくなりましたので、それを補うものが必要と準備しました。手持ちの大型機械のオンデマンド印刷ですので、印刷会社に注文するよりは、色刷りがとてもキレイに仕上がりました。でも大量に作ると手間や材料費に負担があります。100枚程度が限度かもしれません。それでも、自分で思うようにパンフレットが作れるということは、そのこと自体が嬉しくて仕方ありません。

これまでの間には、コンビニのカラーコピー機を使って、1枚100円もかけて制作したり(それでも100枚1万円。当時はオンデマンド印刷がなかったので、それでも安いと感じました)、小型の家庭用プリンターででA4サイズ厚紙に裏表印刷で四苦八苦したり...。いろいろな経験をして今日があります。とにかく、そういうことも全て含めて、楽しめることは幸せな事です。

2012パンフ表

2012パンフ裏

印刷中のパンフは、個展開催中に販売予定です。まだ価格は決めていません。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告26*

8月9日~20日

応援寄付 1名様 3口     3,000円
賛同寄付 1名様 2口    20,000円

小計 23,000円

応援寄付に合わせて、南部せんべいを各種沢山送って頂きました。
また、富山からは、うどんやおそば、おかきまで頂きました。
どれもこれも美味しく頂いております。作業の合間に、時間をかけずにお腹を満たすことができ、どれ程助けれているか知れません。そして、高額なご寄付まで頂き、心から感謝しております。ご寄付の集まり具合によっては、個展開催中に、在廊予定も立てられるかもしれません。ありがとうございます!

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8月末まで    25,490円
目的達成まで あと 3,079,985円
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寄付経過報告25

先日長野市立図書館からの帰り道、善光寺大門周辺で自然食品のお店を発見しました。店先に「酒粕あります」の貼り紙。早速買い求めて帰って来ました。厚木の酒蔵を持つ酒屋さんではただ同然でもらったことがありましたが、善光寺メインストリートではちょっとお高く、1kg450円でした。とはいっても、1kgあったら,相当楽しめます。板粕ではなくて、練り粕と呼ばれるタイプです。「今の時期は練り粕なんですよ」とお店の方。私は、練り糟ははじめてでしたが、とても使いやすいので、これからはこの時期に酒粕を買おうと思いました。

調べてみましたら、甘酒と酒粕とは違うものだそうです。甘酒は飲む点滴と呼ばれるくらいに、栄養剤と同じ成分が含まれているとか。酒粕はお湯に溶かして砂糖を加えて、簡易の甘酒として楽しむことのできるものと紹介されています。いずれにしてもとても栄養価が高く、アミノ酸が豊富。さまざまな効能があるようです。江戸時代の人は夏に甘酒を飲む習慣があったと聞いた事があります。甘酒売りというのが町をまわっていて、暑気払いに冷たい甘酒を飲んだそうです。今の時期に飲むのが正しい処方のようです。

ふくろうやらアワフキムシの鳴き声を聞きながら、夜、制作の合間にちょっと一休み。甘酒を楽しむようになりました。私はマグカップにお水と練り糟と黒砂糖を入れて、しばらくよく混ぜ合わせ、それを電子レンジでチンして頂いています。長野の夜はこのところ20度近くまで冷え込みます。外を歩く人が「さむっ!」と小走りに歩く声が聞こえる程です。甘酒を飲むと身体も心も温まり、また制作に向かう力が漲ります。

ちなみに長野市立図書館ではドイツ現代美術作家ヨーゼフ・ボイス関係の図書を2冊借りて来ました。氏曰く、「これからは誰もが芸術家であり、世界彫刻に参加するのだ!」この真意を知りたく読んでみました。私は、その意見に賛同しますが、彼のカリスマ性には、ちょっとついていけないかもしれません。社会活動家として民衆を煽動して行くような感じを受けなくもありません。そういう時代は、もう過ぎ去ったようにも思えるからです。でも言いたい事はなんとなくわかったような気がしました。

私はむしろ、ドイツの現代作家では、アンゼルム・キーファーが好きです。ベルリンにあるハンブルグ駅現代美術館で2005年11月に見た作品には圧倒するものがありました。

hamburg-museum-berlin-1.jpg

kifer.jpg

左手前の鉛の本棚には、何か人類の知に対する畏怖のような、ずっしり胸に来るものがあります。作品としてものを残す活動、この重要性を再認識したいと今は思うのです。こういう時代だからこそです。

次はジャン・ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』を借りてみようかと思っています。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告25*

8月1日~8日

応援寄付 1名様 2口     2,000円
賛同寄付 1名様 2口    20,000円

小計 22,000円
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8月末まで あと    48,490円
目的達成まで あと 3,080,985円

ハワイの空気に包まれた応援も届きました。
本当に皆様のお心に感謝しております。ありがとうございます。
個展開催まであと、19日となりました。
作品制作の追い込み、DM宛名書きなどに追われています。
次号の通信誌の内容まで手が回りません。
刊行が遅れますことをご了承下さい。
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寄付経過報告24

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告24*

7月1日~31日

応援寄付 3名様 11口     11,000円
賛同寄付 5名様 11口    110,000円

7月小計 121,000円
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8月繰越金    99,510円
目的達成まで あと 3,102,985円
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追伸
皆様の温かいご支援の元、8月を無事に迎えることができました。
8月28日から開催予定の個展に向けて、制作に集中出来ておりますことを、心から感謝申し上げます。

7月31日発行予定の通信誌第3号は、個展のご案内状の発送のタイミングに合わせるため、8月中頃発送予定です。

また、ご寄付のささやかなお礼の発送も一部遅れており、とても申し訳なく思っております。使用するアート用のインクジェットインクをヤフオクで落札したのですが、出品者のお仕事の都合で、発送が遅れているためです。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

寄付経過報告23

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告23*

7月25日~27日

応援寄付 0名様 0口       0円
賛同寄付 2名様 5口    50,000円

小計 50,000円
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8月繰越金    184,530円
目的達成まで あと 3,102,985円

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