ーこの仮想現実

会期:2021年5月19日から6月27日まで
会場:https://sv24.3d-gallery.net/?uid=JBcQG05nI7Er88

1995年からの絵画制作活動を続ける川田祐子の、初めてのVR空間での仮想展覧会。

2011年までは、スクラッチとハッチング技法を使って、即興的な細かい描線から、自己の無意識下の原風景を抽出、あるいは、つむぎ出していくような作風で制作して来ました。2012年からは、外界は自己の内面の投影と捉えるようになり、その外界を抽出していく作風へと移行して行きます。

その変遷の背景には、絵画が自己の存在を確かめるために必要不可欠であったこと、しかしやがて、そのような自己の存在も外界も自分や社会の思い込みで成り立つ、仮想現実として目に映るようになって行った経緯があります。そのことを仮想現実としての絵画表現がそれをもっともリアルに表現できるという確信が、更に彼女を絵画制作へ駆り立てています。

VR空間で発表することで、絵画の仮想性を際立たせる展覧会。