日本に帰国後しばらくは、どのように銅版画制作をしていくべきかを考えました。縁があって、中サイズの銅版画プレス機を中古で手に入れることが出来ました。元々の持ち主さんは、女子美術大学の版画専攻を卒業された人で、結婚後ずっと使用していなかったプレス機をヤフオクに出品されて、出品と同時に即決で購入させていただきました。とても状態がよく、今では製造されていない国内の鋳物製の希少なものです。
版画技法の中で、とりわけメゾチント技法が、私にはフィットするように感じていて、当初は大変な思いをしながらベルソーという工具を使って銅板の目立てをしていましたが、たまたまメルカリで手作りの目立て機が出品されていて、安く購入することが出来ました。 目立て機を使っている様子は,下記のYouTube動画をご覧下さい。
2023年までは、狭いながらも少し変わった物件で、天井窓のあるサンルームで版画制作をしていましたが、縁あって2023年6月にその隣の広い物件に引っ越しをし、第2制作室で版画を制作しています。