ー川田祐子のドローイングー

素材

現在、川田祐子は、多様な描画材を使って「ドローイング」制作をしています。例えば、インク、鉛筆、パステル、オイルパステル、色鉛筆、水彩、アクリル絵具、油彩、シルバーポイントなどです。

きっかけ

そのきっかけは、2016年に訪れました。アクリル絵具から油絵具に切り替えた時のことです。その時に、次のように気づいたのです。「突然、素材を変化させるのは難しい。日頃からさまざまな描画材に慣れ親しんでいることが重要だ」と。その時から、多様な描画材でのドローイングが始まりました。

自立した作品としてのドローイング

本格的にドローイング作品を展示したのは、2014年の「クインテット五つ星の作家たち展」でのことです。その時に発表した作品が、「砂上の波紋 2009「浮游の庭 2010「地に降り立つ 2012」でした。この3点は、紙にインクの線描画ですが、本作のためのラフスケッチではありません。つまり、下絵としてのドローイングではなく、そのもの自体が自立した絵画作品とも言えます。

ドローイングとしての絵画

一方、2016年までの絵画制作では、ラフスケッチをする習慣がありませんでした。「絵画をドローイングとして」描いていたからです。その意図は、その画面に、制作に費やした時間を視覚化させることにあったからです。例外的に、2016年に制作したドローイングの中には、本作のための下絵的な作品も数点あります。しかし、この例外は、本作の後に制作したドローイングでした。

日本固有の絵画概念

これまで制作したドローイングのほとんどが、そのもの自体で完結しているという特徴があります。それは、日本の水墨画など、紙に描かれた文化を受け継いでいるからです。

川田祐子は、さまざまな描画材を使って「ドローイング」制作をしています。インク、鉛筆、パステル、オイルパステル、色鉛筆、水彩、アクリル絵具、油彩、シルバーポイントなど、多様化しています。
砂上の波紋
2009
76.5x57cm
墨インク・アルシュ紙
Private Collection

2009年から川田祐子が制作して来たドローイングの記録は、下記のリンクからご覧ください.
https://kawadayuko.jp/drawing-new/