VR EXHIBITION 2022

YUKO KAWADA -oil paintings- 2019-2022
画家川田祐子の2019年から2022年までに制作した未発表油彩画小品38点を振り返る仮想空間個展

期間:2022年12月20日〜2023年1月10日まで

企画・作成:川田 祐子

提供:KUNSTMATRIX

YUKO KAWADA -on paper works- in 2022
2022年に制作した未発表ドローイング作品35点の仮想空間個展

期間:2022年12月20日〜2023年1月10日まで

企画・作成:川田 祐子

提供:KUNSTMATRIX

Artist Statement

作品制作・活動のコンセプトを語っている動画

個の確立の時代ー内なる自然
1900年代から始まる初期には、自律した個人としての表現を獲得するために制作に打ち込みました。当時メディアの露出の多いアートとはなるべく距離を置いて。自分の感覚を信じ、自分の等身大としての作品であろうとしました。画材との対話や版画制作の経験から、スクラッチとハッチングという自分独自の手法を編み出す工夫をしました。それはキャンバス上のオートマチック・ドローイングとなり、スクラッチ技法は「内なる自然」を掘り起こし、命の時を刻んで行くようでした。ハッチングの線描は、時間の経過を視覚化し、記録する絵画を展開して行くことになりました。

共存制作の時代ー見る者によって存在出来、完成される絵画
大震災後2012年には、神奈川県から長野県に移住し、制作発表活動を維持するために支援者を募り、制作の経済基盤を解決する工夫を重ねました。作家一人の制作ではなく、支援者と「共に制作する」活動を、クラウドファウンディングに頼らずに、自前のコミュニティを形成しながら、常に「答えのない実験」という姿勢で、活動を展開することになりました。

社会情勢影響下の時代ー仮想世界を行き来する絵画へ
個の自由を確立するための軋轢と戦いが、国単位、世界的規模で、最終段階を迎えているように思われます。古い体制の綻びと新しい時代が入り乱れるこの分岐点にあって、一人の自立した個をより強固にするために、今後人々は社会情勢の影響を避けて、時間と空間の自由を獲得する方向へと動いていくことでしょう。
現実と仮想とを行き来する能力を持ちたい」その熱望は、元々絵画本来の使命であり、役割でした。「新しい時代の仮想空間とリアルな物質性を持つ絵画との親和をどのように実現していくか?」その広大な地平が開かれ始めました。
この未到の地で新たな活動展開、仮想空間での個展発表にも取り組んでいます。

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