投稿者: kawadayuko

寄付経過報告9

また本日、ご寄付が振り込まれました。
心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告9*

期間:6月1日~12日

応援寄付 1名様 5口 5000円
賛同寄付 0名様 0口   0円

派遣アルバイト・キャンセル料  3875円
アマゾンにて古本販売(ジョージア・オキーフ画集)入金 1528円

収入小計 10403円
6月分収入総計 55499円
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6月末まで あと 104501円
目的達成まで あと3,565,016円
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通信誌刊行のお知らせ

長らく、ブログを書くことがままなりませんでした。通信誌『画家川田祐子 長野STUDIO KAWADA』の編集とその付録のDVDの制作に追われていたからです。寄付をして下さった方、このブログから画集等買って頂き応援して下さっている方々約20名に配送が完了しました。

通信1号ー表s
通信1号(三つ折)表

通信1号ー裏s
通信1号(三つ折)裏

通信誌は、A4サイズ6ページ(三つ折式)に編集後記1ページを添えました。今回の内容は、ほとんど寄付のご報告や賛同者の声を中心に編集し、長野での私の生活や制作の様子のわかる図版も加えました。また、YOU TUBEにアップした動画の画質等を改良して、DVDに焼き、ジャケットも手づくりし、付録として添えました。お送りした人には、おそらく今日明日には、届くことでしょう。今後毎月刊行出来るよう努めて行きますが、寄付額の都合で、どうなることになるかまだ先はまだわかりません。皆さんのご要望に左右されますので、是非お力を頂ければと思っています。

この通信誌は今後、寄付や支援を広めるためというよりも、私自身が長野という場所でどのように制作しているかをまず皆さんに知って頂く事が一番大切と思っています。これまでは、純粋に作品制作に全精力を使ってしまっていて、私の作品を楽しみにして下さる方々との交流をうまく持つ方法がわからないでいました。私自身が制作にほとんどの時間を費やしてしまい、人と会う時間が持てなかったのです。個展をすると、皆さんとお会いして、ご挨拶等出来ましたが、それでも一人一人の方と親しく出来る時間はとても限られたものでした。また、お食事等に誘われることもあったのですが、この人には応じて、あの人には応じる事が出来なかった、というのではやはりいけないと思い、次第に全てお断りするようにもなってしまいました。でも皆さんが、私と会いたいと思って下さっている事はよくわかっていて、どうしたらいいか、ずっと未解決のままでいました。

長野という、これまでよりも少し離れた距離になり、ますますこのままではいけないような気もして参りました。そこで、作品をご理解頂いたり、私と交流を持ちたいと思って下さる方々と親交を深めるために、まずは通信誌をお送りする事がいいのではないかと思っています。ブログですと、私自身が誰に向かって書いているかわからないような状態ですが、読者が存在することで、文章を書く目的がはっきりとし、記録として残す意味のある内容に絞ることができるのではないかと思われます。この通信誌を媒介に、制作発表のお知らせ、制作の楽屋裏、私の波瀾万丈の半世紀に及ぶ自伝の連載、コレクションして下さる方のご意見やお便り、お宅での室内展示風景写真などもご紹介する一方、私の作品の楽しみ方や、制作にまつわる話し等も書いていきたいと思っています。また、懇親会やお茶会、展覧会鑑賞会等の企画、参加者募集もしていくことを考えているところです。

尚、この通信誌は、私個人で所有している大型プリンターによるフルカラー、オンデマンド印刷。紙の裁断も、制作で使うカッターを使用して、すべて手作業の自作です。

通信第1号_ページ_1s IMG_0232s.jpg

画家川田祐子 長野STUDIO KAWADA 通信 第1号(付録 DVD)(送料込 500円)
ご注文は、下記ボタンクリックで安心安全にお支払い頂けます。
私という画家にご興味を感じて頂きましたら、お気軽にご注文下さい。お待ちしております!





さて最後に、この通信誌創刊にふさわしい話しが続きます。

今日は久しぶりに長野県立図書館へ足を運びました。新緑がとてもすがすがしく、あちこちの庭先のバラの花を楽しんで来ました。お目当ての図書は、『宮芳平自伝 森鴎外に愛された画学生M君の生涯』無名の画家を発掘されてこの本を編集され注解を書かれた方から、このようなお便りとこの度ご支援を頂き、早速本日図書館で少し読み、借りて来ました。

「私が長年調査研究している洋画家、宮芳平も大正時代や戦前に、制作を続けていくために自作の頒布会とか、支援会などを作りました。人のつてを頼って、金持ちの実業家に支援を頼んだこともあります。老後には、女学校の非常勤講師をしていたので、教え子たちがたくさんいて、その卒業生たちがみんなで寄付を募ったこともあります。こういうことは、いつの時代でもあることなので、恥じることではないと思います。」

とてもありがたいお言葉を頂き、心を強くする事ができました。宮氏のお名前と画業は、失礼ながら今回初めて知りました。そのくらい無名です。「これほどの力のある作品を残し、著名人に囲まれ、記録資料も多く残る画家が、なぜ?」私だけでなく誰でもそう思うはずです。そのことについて、編者があとがきに解説されていて、それを先に読みました。ほとんど自分に重ねて読んでしまうので、胸がつまるような思いがして、気づいたら図書館で涙していました。恥ずかしいので、そそくさと借りて来た次第です。そして、ご本人宮氏が残された文章が、またとても良く、長野電鉄の車内で読み始めて、みるみる引き込まれてしまいました。

そして、「はっ」とびっくりしたのは、偶然にも今日6月5日は宮氏の誕生日なのでした。1893年のことです。もうかれこれ110年。それにもかかわらず、画業で身を立てるのは相も変わら
ず大変なことです。変わったことがひとつあるとすれば、私が女性であることです。当時は女性でこのように、画業で身を立てようなどということは社会がまず許さなかったことでしょう。私がどれほどいろいろな条件が整った恵まれた環境下に生き制作出来ているか知れません。そしてその誕生日の日に、私がこの画家から多くを考えさせられ、励まされ、勇気づけられたことを、いつの日にか、私もまたどこかの画家の励みになれたらとも思うのでした。この人も、ガリ版刷りで通信誌を発行されたということも知り、本当に驚くばかりです。この貴重な資料を編集した人があって、はじめて長い年月の後に、一人の画家が発掘される。「良い作品に絶対的な力がある」とは限らないのです。「画家とは、自らが画家を称して画家になるのではない。その作品を取り囲む人々が、その価値を見出して、画家をつくりあげるのだ」と私は信じて疑いません。そのことをこの本も実証しているのですから。通信誌を発行し、発送し終わった今日、巡り会うべくして出会った1册でした。
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寄付経過報告8

昨日、お酒を頂きました。地元の女性の杜氏さんが造られている、『幻舞(げんぶ)』という山田錦の純米酒でした。私の顔には、「お酒が好きです」と書かれているらしく、よくお酒が集まって来ます(苦笑)。自分からはお酒は、飲みたいと思うことはほとんどありません。飲めば、結構飲めるように見えてしまうので、「大酒飲みだ」という伝説をあちこちに作ってしまい...、武勇伝は星の数ほどあります(大袈裟に書いておきましょう)。酔っても、全く顔に出ません。そして楽しくお話がはずむようになり、時間を気にしないで飲むので、楽しいお酒になります。亡くなった斎賀逸郎さんと、生前に鎌倉で一緒に飲んだことなど、お酒のお陰で、かけがえのないお話を聞くことも多いです。

大学院生の時は、私の芸術談義を聞いて下さる奇特な教官がおりまして、研究室に贈答用の珍しいお酒を用意して下さっていました。ギリシャのMETAXAなんていうのも飲ませて頂きました。飲めば、電車がなくなるまで飲むのは当たり前で、そのためにタクシーを使うことはよくあることでした。

学生時代、横浜の博物館でアルバイトしていた時は、学芸員3人とタクシーで三浦半島を一周して、帰宅するということもありました。当時はまだカラオケが普及する前で、私はアカペラでタクシーの中で歌い、盛り上がりました。どのくらい盛り上がったかというと、タクシーの運転手さんが、最後に「私にも歌わせて下さい。どうしてもこれを歌いたい!」と言って。「黒い花びら」を運転しながら歌ったほどでした。私は酒場で堂々と恥ずかしげもなく歌うので、お酒のおひねりを他のお客さんから頂くこともありました。

ドイツでも武勇伝をつくりましたが...、どこでも良いお酒で、沢山の善良な方々に恵まれて、いつでもどこでも楽しい思い出しかありません。

でも世の中は、健康志向というのか、世知がなくなって、あまりお酒を飲む機会も少なくなっているような気がします。現に、一緒に飲まれた方たちの、訃報を耳にするようになって来ました。お酒を飲んでも、お酒に飲まれてはいけません。

昨日頂いたお酒は、女性の造ったお酒らしく、フルーティーで柔らかな喉越し、サラッと切れの良いところもあって、美味しく飲めましたが、おちょこ一杯で、辞めておきました。頂いたものとはいえ、寄付で生活を支えて頂いている身ですので、やはり禁欲的にならざるを得ません。

美味しいものを食べたいとか、楽したいから一生懸命画業一筋で頑張っているのではないのです。私は、一日一日を、自分が持っている能力を活かして、今ここに自分が存在する意義とか意味を実感したい、そう思うからです。

これまでにいろいろな仕事を転々としたり、さまざまな失意の経験を舐めて来ましたが、その失意の根本には「あなたでなくても代わりの人はいくらでもいますから」という言葉が常にありました。職だけでなく、進学、恋愛、結婚、作家として認められるまでにも、こういう言葉に随分やっつけられて、苦渋の思いでその場を引き下がり、その度に自分のこういう思いをとびきり強く育てることになりました。

「どうしてそんなに、思い詰めるかのように制作に一生懸命になれるのですか?」よく、人に聞かれますが、今の私ならこう答えることでしょう。

「自分の存在がこの社会にたとえ必要とされなくても、せめて作品に自分の全部を注いで、私が死んだ後までも永久に遺こすようにしたいからです。。」

人の人生は高々100年ですが、真の芸術作品は、数千年を越えて今尚存在し続けています。

私の制作の目指す所は、そういうところです。

今日の不況とか、日本の美術界の風潮とか、人々の趣味志向など、私の制作の前には塵のようなものです。でも私という存在が死滅してしまったら、これ以上のものを遺すことができません。それはギリギリのところで良いので、何とか心ある人に支えながらも自分の作品の世界を究めたいのです。引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

長年構想し、ようやくひとつ自分の制作の一端をご紹介する究極の動画を制作することができました。これを見て頂ければ、私の作品が他には代えることのできな唯一無二の存在である事をご理解頂けると思っています。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告8*

期間:5月19日~31日

応援寄付 0名様 0円
賛同寄付 1名様 30,000円

セルフカバー作品レンタル料 17,500円

収入小計 47,500円
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5月収入総計 244,760円(内寄付総計82,000円)

応援寄付 2口(2名)2,000円
賛同寄付 8口 (3名) 80,000円
画集 3冊 1260×3= 3,780円
作品画料 120,000円
横須賀美術館 作品借用謝礼 9,000円(税抜)
アルバイト 12,480円
セルフカバー作品レンタル料 17,500円
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5月支出総計 199,664円

マルオカ・キャンバス上製・木枠 F100号 12,821円
筆 丸善インターロン 20本 5,040円
ホルベイン アクリラガッシュ 絵具ペールラベンダー 2本 824円
▶画材費 18,685円

茶封筒100枚パック 角2サイズ 998円
セロテープ10本 498円
▶事務用品費 1,496円

ソフトバンク 8,432円 iPhone+iPad使用料
NTTインターネット回線 5,377円
インターネットプロバイダー BIGLOBE 683円
郵便 1,870円
メール便 1,280円
▶通信費 17,672円

制作・活動費合計 37,853円 
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▶食料・生活用品費 10,522円

▶家賃 63,300円(引き落とし手数料込み)

▶光熱費
電気 3,826円
ガス 8,193円
水道 今月の支払い無し(2ヶ月毎)
生活費合計 85,841円
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借金返済 合計75,500円<br/ >……………………………………………………………………………………………………..
6月繰越金 45,096円
目的達成まで あと 3,555,240円
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本当に、沢山の方々からあたたかい励ましを頂いております。
5月の収支決算は、月刊誌『長野 STUDIO KAWADA 通信』も発行し、ブログを見ない方々にもお知らせ致します。
無事に5月最後の日を無事に迎えることができましたことを、心からお礼申し上げます。

追伸1:
ここで、派遣会社から電話が入りました。明日と、4日、5日に飲料食品の検品のお仕事があるそうです。ブログは3日、通信発行発送は、もう少し先になりそうです。ご了承下さい。

追伸2:
夕方に、派遣会社から連絡があり、雇い側からアルバイト雇用の中止が決まったとのこと。キャンセル料は振り込まれるとのことでした。明日は月刊誌の編集をする予定です。
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解決策

今回、2年後の展覧会へ向けて、その間の生活費、製作費、借金返済分、合計380万円の寄付を募っております。既に1ヶ月を乗り越えられそうで、焦る事なくこの活動を広めて行くよう努力して行こうと、改めて決意しているところです。この金額を全て寄付で集めると捕らえると、その多さに面食らいますが、私には既にいくつかの解決策が与えられています。

一つ目は、今年10月29日〆切の第1回「損保ジャパン美術賞」展への作品の応募です。未発表作品100~130号を1点応募することができ、大賞を獲得すると300万円の賞金を獲得することができます。

二つ目は、この公募展に挑戦するためには、この審査発表の11月までの5ヶ月間を制作しながら生活する資金が必要で、計算するとだいたい75万円があると何とかなりそうなのです。そこで、microbankというサイトを利用して、さらに広く寄付を募る段取りを今進めているところです。

しかし、大賞を受賞する事は、本当に雲を掴むような話しです。これまでいくつかの賞を受賞して来た経験上、感じている事は、ただ時の運にすぎないということです。ですから、受賞しなかった作品が全くの駄作かというとそういうことはなく、その後に美術館で買上されたり、思わぬチャンスを引き寄せた作品もあって、一概に受賞する事が、作品の評価の全てではないと思っています。しかし、ここはどうしても経済的にチャレンジする以外に方法はなく、ひるむ事なく全力を尽くします。

そして三つ目に、KANEKO ART TOKYOでの8月末から9月にかけての個展があります。オーナーからの特別のお申し出で、急遽企画して頂くことになりました。まだ展示内容は未定ですが、オーナーにアイデアがあるということですから、全面的にお任せして、一つでも多くの作品を買って頂けるよう、新作、小品も含めて出品する予定です。本来でしたら、ここでの収益が制作生活を全面的に賄う事ができれば、それに越したことはありません。ただそれでも、来月6月から9月までの4ヶ月間をどう生活するかという状況下にあります。引き続き、ご支援、ご寄付の程よろしくお願い申し上げます。

このような綱渡り人生に、ご理解を頂き、あたたかな手を差し伸べて下さる方々に、毎晩感謝のお祈りをして眠るようにしています。そこに一昨日一通のメールが届きました。ご本人にご了解のもと、名前は伏せて、頂いた文章のママここでご報告致します。

こんばんは。
ご無沙汰しております。また突然メールし、驚かせてしまい申し訳ありません。驚くと言えば、川田さんから近況お知らせを頂き本当に驚いたと言うのが率直な感想でした。川田さん程活躍されている方でさえ実情はかなり苦しいのだと…具体的な数字も書かれていましたので、現実味が伝わり、ドキドキしながら何度か読み返させて頂いました。。。最近はブログを度々拝見させて頂き、川田さんの誠実で真摯なお人柄と芸術に対する強い信念から沢山の支援者がいらっしゃると思っております。わたしも陰ながら今後の動向を見守らせて頂きたいと思っております。また先日は、私の本当に恐縮する程の気持ちばかりの支援に対して素敵な贈り物迄頂きありがとうございました。これからもどうぞご健康にも気をつけられて制作にお励みになって下さいませ。。。川田さんの人間的な強さ、力強い生き方、尊敬しております。

TY

Tさん、寄付とこのようなあたたかいメッセージ、本当にありがとうございます!尊敬に値するような人生では決してありません。つまずいてばかりのダメ人生です。しかし、自分の人生を悲観したり、いじけたり、卑下するようなことは決してせずに、むしろ堂々とプライドを持って皆様に、全てをお見せ出来るようでありたいと思います。

また、一人で頑張っているというこれまでの数多くの芸術家の孤高のイメージに、私は常日頃から疑問を感じています。それを書き換えて、「社会全体、心ある人たちの協力支援で芸術活動が可能になる」そういう活動姿勢を粘り強く世に問い掛けて行きたいと思います。またそれが、今後の日本の美術界、芸術の世界、後進のアーティスト志望の人たちを大切にすることになる、そう強く信じます。

どうか、このように踏まれても踏まれても起き上がる、不屈の画家川田祐子(苦笑)に引き続き励ましのメッセージ等、よろしくお願い申し上げます!
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さまざまな支援ー寄付経過報告7

昨日、今月の支払い分の問題が解決し、またひと月乗り越えて、制作が続けられることになりました。
多方面からのご協力、心から感謝しております。ありがとうございます。

私が破産宣告になって作品を失ってはならないと、画廊のオーナーが、今回、大変な思いで作品画料を送金して下さいました。抽象的な絵画の需要は、本当に限られています。また誰でも気軽に買えるような値段でもありません。それでも今月は、作品2点の画料を送って頂けました。これにもかなり助けられています。

私の作品は直接見て頂けないとその良さを実感してもらえないということがあります。目下急遽、個展の企画に向けて準備も進めて頂いています。KANEKO ART TOKYOは、これまでの東日本橋から新たに6月から神田に移転します。また新しい空間で私の作品を楽しんで頂くために、新作もご用意出来るよう、制作に尚一層力を注いで行く所存です。その分アルバイトができなくなりそうですので、どうか、引き続きご支援の寄付をお考え頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

お金の問題だけでなく、さまざまな励ましのメッセージ、情報、アドバイス等...、フランスパンまで頂いております。一つ一つしっかり噛み締めながら、また制作に支障が生じない範囲で何でも挑戦してみようと、出来得る限りの事をしています。

コメント欄に匿名で情報をお寄せ頂いた方、本当にありがとうございます。早速、救済活動をされている方にご相談の連絡を致しましたところ、お返事も頂き、芸術活動支援を求めて、より詳しく内容をお伝えしているところです。

microbankというプロジェクト寄付サイトがありまして、そこにも参加すべく、昨晩まで書類をまとめていました。より広く関心を持ってもらえるようになると思います。

動画をYOU TUBEにアップしたことで、ブログサイトのトータルアクセスが毎日100前後になって参りました。こちらのサイトの検索もあらゆるジャンルの言葉で訪問されて来ています。専門書の紹介記事をたまに書いていますので、大学関係機関からのアクセスが目立ちます。「ハイデガー」「芸術論」「複製芸術」の検索で来られるようです。また「スクラッチ技法」「キャンバスのつくり方」「画家になるには」の検索が人気で、意外なところでは、「七面鳥」についての初期の記事がロングランで楽しんで頂いているようです。これからもそれらのニーズにお応えできるように、私自身ひとつひとつ経験値あるいや見識を高めて行けるよう切磋琢磨して行く所存です。

今回のこの「画家 川田祐子 芸術支援寄付」のプロジェクトに関しましては、これまで私が見せて来なかった経済的事情等のプライベート部分を公開しましたので、その是非はさまざまになることを覚悟で、決行しております。長年築き上げて来たものを壊す部分もあるだろうことは承知の上です。画家としてキャリアを積むことで、よい意味でも悪い意味でも、築き上げたものに支えられる一方で、それがしがらみになる弊害もあります。そういう時に、勇気を持って私にしか出来ない生き方へと前進するために、私はしばし若い人たちの声、違うジャンルの人たちの声に耳を傾けるようにしています。

そういう人たちが私を応援して下さり、ブログ等で紹介し手助けしてくれています。

昨日に引き続き、今日は杉野裕実さんがブログサイトで、私のこの寄付プロジェクトの推薦文を書いて下さっていますので、それをご紹介します。彼は28才。片親、身体の不自由なお母さん、祖父の介護問題、リストラという問題を抱えながらも、明るく爽やかに生きる好青年です。大学に進学せずに、自力で勉学に勤しみ、多くの人に哲学や勉強をしていく大切さを広めるブログサイトを公開しています。メルマガやコンサル、セミナー開催等、一歩一歩自分の夢を実現すべく前進中です。

http://pesu.livedoor.biz/

ペスというバンドルネームを使用して顔を表に出さないようにしていますが、ご本人は裏表のない誠実なお人柄で、はにかみ屋さんです。哲学というと理屈っぽいのかな?というイメージがあると思いますが、とても現実的で感覚的に生きることを教えてくれる数少ない貴重な友人の一人です。

さまざまな人々の様々な種類のご支援によって、画家川田祐子は今ここにあります。この場をお借りしまして、そういう人たちの温かい励ましで、芸術活動が可能になっていることを、今後も更にご紹介していくつもりです。

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告7*

期間:5月18日

応援寄付 0名様 0円
賛同寄付 0名様 0円

作品画料 60000円
横須賀美術館 作品借用謝礼 9000円(税抜)

収入小計 69000円

収入総計 197,260円(内寄付総計52,000円)

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来月繰越金 27,081円
目的達成まで あと3,622,919円
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寄付経過報告6

今朝は、3時半から起きて制作しています。

耳を傾けると、さまざまな種類の鳥たちが、庭の木々にやって来て、
それから空高く消えて行きます。

関東では聞き慣れないさえずりばかりです。
生活が大変でも、いつも鳥のさえずりさえ気がつくことが出来れば「大丈夫」と思ようにしています。

鳥は本能で空を飛び、誰に教わるわけでもなく、自然に生きて行く事が出来ます。
特別に人を喜ばせようと思ってさえずるわけではありませんが、ここに事実励まされている人がいるのです。

「素晴らしい絵」「感動する絵」とは何でしょう?
理解出来る絵でしょうか?誰にでもわかる絵でしょうか?

鳥ならこう答えることでしょう。
「精一杯生きている、そのことが伝わることですよ。」

私にはそう、さえずっているように聞こえて来ます。

お陰さまで、私の活動支援のために寄付だけでなく、さまざまな温かい励まし、ご協力が集まって来ております。
その中のひとつをご紹介致します。
山形のニットアーティストの栂瀬さんが、ブログの5月16日の記事に、私の寄付プロジェクトをご紹介してくれました。ご声援ありがとうございます!とても心を強くし励まされています。
http://blog.adagio.ciao.jp/

山形の樹氷や、栂瀬さんのニット制作は、私の作品づくりに少なからず影響を与え続けています。
栂瀬さんの使う毛糸は、地場産のさまざまな種類、色合いのものを少しずつもらい受けて来て、オリジナルでブレンドし、複雑な色とテクスチャーをつくるところからこだわりがあり、さらにイタリアのフィレンツェで修行されて、本場でも途絶えてしまった貴重な技法を使って、新しい感覚でものづくりをされています。
水戸芸術館でのワークショップ展示で皆さんにご挨拶した時など、ちょっとドレスアップした時に栂瀬さん作のマフラーを使わせて頂いています。

http://adagio.ciao.jp/Works

男性でニットクリエイターというと、女性っぽい人なのかしら?というイメージが湧くかもしれませんが、期待に反して?甲子園にも出場したことのある、体育会系のすらっとしたイケメンです。山形の土地を愛する活動や、おしゃれな生活スタイルにとても触発されています。

次に動画を撮影する時には、栂瀬さんのマフラーにしないと。。。(苦笑)

*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告6*

期間:5月16日~5月17日

応援寄付 0名様 0円
賛同寄付 1名様 10000円

収入小計 10000円

収入総計 128,260円(内寄付総計52,000円)

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銀行口座から振り込んで頂きました。
心から感謝しております。ありがとうございます。
住所のわかる方でしたので、早速本日お礼の手紙とささやかなお礼をお送りする予定です。

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今月末までに必要な金額 あと41919円
目的達成まで あと3,691,919円
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作品集 動画

ハッチングとスクラッチ技法で描く画家 川田祐子の代表作をご紹介する作品集。

特別なある場所の風景ではなく、抽象的な自然の景色を求めて描き、発表を続けています。
その絵画世界は、見る人のさまざまな見え方を可能にし、受け入れ、
共に物語りを創り上げて行く作風です。

この世界的な経済不況の中、制作だけで生活して行くことは、とても困難なことです。
しかし、敢えて無茶を承知で、画業一筋でどこまで生きられるか挑戦中です。

このような活動に、ご理解、ご協力、ご支援をお願い致します。

追伸:
動画アップにより、お陰さまで昨日1日のトータルアクセスが100を越えました。より多くの人に、私の作品を知って頂けるような努力を、制作と平行しながら、何とか頑張っています。

実際の動画は、もう少し画質が良いので、今後は高画質動画の配布方法も考えて行きたいと思っています。また、スクラッチ技法の紹介や、キャンバスの下準備等の制作過程、長野アトリエの周囲の環境のご紹介などなど、今後も動画にまとめて、ご紹介していく予定です。

まだ動画の編集の初心者で、至らぬ点が多々ありますが、アドバイス、ご意見、ご感想等ありましたら、とても嬉しいです。今後とも引き続き、よろしくお願い致します。
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寄付経過報告5

ハッチングとスクラッチという技法で描く画家 川田祐子の制作風景。
特別なある場所の風景ではなく、見る人によってさまざまな見え方ができる抽象的な自然の景色を求めて、約20年。1995年から発表活動を続けています。

これまでの49年の人生は波瀾万丈で、人生に翻弄されながら、それでも唯一制作発表が、私の生きる力を支えています。2012年1月に相模原から長野に移転。社会的な役割や、生活の基盤を得られないにも関わらず、次々と画廊や美術館での展覧会の予定が入り、制作をする毎日です。

私の作品は、この時代に誰もが出来る手法ではありません。時間のかかる手法だからです。世界にあっても唯一無二の作品です。ですから、必ず貴重な文化遺産になるはずなのです。そう信じ、私の人生を賭けて、この制作に挑んでいます。

このような活動に、ご理解、ご協力、ご支援をお願い致します。

追伸1:
昨日、近くのドイツパンの店主さんに、画集をご注文頂きました。
早速、心温まる応援のコメントもありがとうございます!
頑張ります!

追伸2:
動画編集に、手こずっております。今日は朝からサウンド付きの編集に悪戦苦闘。
一人で自分を撮影し、iMovieではじめて編集し、もう何が何だかわからないことだらけです(汗)。
それでも、より皆様に私の素顔、作品を知って頂けるよう、尽力して行く所存です。
引き続き、応援よろしくお願い致します!
明日までに、これまでの作品を紹介する動画も制作中です。
お楽しみに!

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*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告5*

期間:5月11日~5月15日

応援寄付 0名様 0円
賛同寄付 0名様 0円

画集販売 1冊 1260円
収入小計 1260円

収入総計 118,260円(内寄付総計42,000円)

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今月末までに必要な金額 あと51919円
目的達成まで あと3,701,919円
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債務整理

昨日画廊のオーナーから、事情問い合わせのメールが届きました。
やはり、「寄付」を募るという文言だけでは、よく事情が飲み込めなかったようです。

他にも同じような文章を10数名の方々に送ったのですが、その内反応があったのは3名で、寄付をして下さったのはお1人でした。やはり、2年後の展覧会はもちろんのこと、画家の活動はしばらく諦めた方がいいのかもしれないと思い始めています。

もう少し詳しく説明する必要があるのかもしれません。
昨日オーナー宛に書いたメールの中から、その事情を抜粋して書き込むことにします。

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実は、パンフには伏せてありますが、自体は深刻な状況にあります。

この3月末に多重債務を軽減するために、思い切って任意の債務整理をしました。
ですからもちろん、これ以上借金をする事ができません。
また、月々の返済が滞りますと、その時点で「破産宣告」ということになります。

「破産」になると生活に必要最低限のもの以外は没収になります。
作品も資産と見なされますので、横須賀美術館で展示中の作品も含めおそらくすべて、
知らない人の手でお金に換えられて、債権者に分配されることになります。

その点をどうぞご了承下さい。

まだ広く認知されていないこともあり、今のところ寄付金が思ったよりも集まっていません。

今月末までに来月の家賃と借金返済を支払うために、あと54,179円程足りません。

私ももう少し、事態の深刻さを皆さんに理解してもらえるように、引き続き呼びかけなければならないのかもしれません。また、寄付が集まらず立ち行かなくなったとしても、これが私という作家に下される判断であれば仕方がないことです。皆さんに作品をこれ以上見せる必要もないとも言えます。

それでも慌てる事なく、ただただ信じて制作に向かっています。
そして、1日1日をどうにか生き延び、制作を続けられるよう祈るのみです。

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私は1998年から一昨年まで、制作ばかりして来ましたから、
作品が売れる以外に収入は何もありませんでした。
たまに、それでも以前は岩波書店の全集10巻の装画とか、
美術雑誌の覆面の監修等、制作と平行して家で出来る仕事が来たり、
大学で2年間非常勤をした時には、少しお金は入って来ていました。
ちょうどその頃海外で作品を発表していた時期と重なり、
それらのお金も全て制作と活動費に充てていました。

もともと貯金もありませんし、実家の権利は全て妹に譲ってしまいました。

いつから多重債務と言われても、もう1998年の頃から、借金がなくなるということはありませんでした。
「借りては返し、また借りて」を続け、またこちらの借金を返すために別の所で借金をするということも、
ここ10年そういう形ですが、それでもたまに大作も売れましたから、本当に助かっていました。

しかし昨年に至っては、月10万以上返済することになり、持っているありったけのものをヤフオクなどで売り払って頑張っていました。昨年後半は、ほとんど制作出来ませんでした。アルバイトをしていたからです。工場で夜勤をすることもありました。正直に画家だと言うと、まず雇ってもらえなかったので、履歴や職業を伏せましたが、相模原では顔を見知った人が多く、アルバイトをするのがとても難しい状況でした。そんなことをしている内に、画家の活動は諦めた方がいいとも思うようになって行きました。

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食べるものはどうにでもなります。
でも一番大変なのは、収入がないのに家賃を払い続けることです。

実際は身近かな人に頭を下げてお金を借り続けているわけで、そういう状況にも限界があります。
また、「破産」になってしまうと、作品を持って行かれてしまうことがわかり、
そこで、広く寄付を募ることにしました。

それでも借金自体に、負担な気持ちはなく、むしろ感謝の気持ちが強いです。
このように借金が出来たお陰で、本当に純粋に制作して来れたと思っています。
キャリアも積んで来れたのは、オーナーをはじめ、多くの理解者があってのことです。
とても恵まれていると思っています。

借金の額は、破産にならないちょうど良いタイミングだったとも言われています。
この3年間で毎月約7万程支払って行けば、自動的にもう少し楽な生活が確保出来ます。
ですから、この2年は無理なことをせず、お金を使わずじっと制作する以外にありません。

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このところ、短期のアルバイトの情報も入って来なくなりました。
制作とアルバイトを両立することはとても難しい状況です。
いろいろ調べている内に、いくつかの、アーティスト応援サイトを見つけ出しました。
海外では、Kickstarter
日本では、microbank
に動画等をアップして、寄付を募ることも挑戦してみようと思っています。

ただ、これらは、それなりに手数料を取られるシステムです。
できれば、このサイトの右側のPayPalアイコンをクリック、
または、下記の銀行口座にお振込が、とても助かります。

ゆうちょ銀行
振込口座
なまえ:カワダ ユウコ
記号:10280 
番号:74164671
備考:郵便局のATM、ゆうちょ銀行口座同士送金は平日既定時間内に限り無料

三菱東京UFJ銀行
相模原支店
店番:259
名前:カワダ ユウコ
番号:0058578
備考:三菱東京UFJ銀行口座同士の振込手数料は平日既定時間内に限り無料

住所明記で寄付をして下さった方には、アトリエSTUDIO KAWADAから、
ささやかなお礼と、企画展覧会開催の際には必ずお知らせをお送り致します。

それから、公益社団法人企業メセナ協議会の助成認定制度に申請してみようと思っています。
これに認定を受けますと、個人が芸術・文化活動に寄付を行った場合、特定公益増進法人への寄付として税制上の優遇措置が受けられるだけでなく、芸術・文化活動を行う側も企業や個人からの寄付を集めやすくなるということです。5月24日に都内で説明会があるそうです。しかし、次回の申請は7月で認定を受けるのはもっと先のことになるわけで、そこまで持ちこたえられるのか、という問題もありますが...。

どうか、この記事をお読み下さり、何か感じるものがありましたら、寄付の程よろしくお願い致します。
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寄付経過報告4

PayPalから、活動内容の問い合わせのメールが来ましたので、下記のように返信しました。

PayPal, an eBay Company
PayPal コンプライアンス部
◯◯ 様

私は長野アトリエSTUDIO KAWADAを経営する画家、すなわち個人事業を営んでいます。
非営利の活動としてチェックしました。
毎年、収益が生活を維持するだけで精一杯だからです。

また、営利目的であったら、純粋な芸術活動とは言えないというのが私の信念です。

商業的な成功を目的とする、例えば村◯◯や草◯◯◯というようなアメリカでも有名なポップアートの日本人作家が存在しますが、私はそれとは全く異なるアーティストです。オークションで作品に高額な値段がつくことがアーティストのステイタスであるとか、そういうことが人々を驚かせ感動させると思っている人々を私は軽蔑しています。それは芸術の頽廃であるとさえ私は思えてなりません。

真の芸術とは、神聖なもので、「お金と交換することなどできない」「私のような者に、買うことが許されるのでしょうか?」と言わずにはいられないのが本当の芸術作品であるはずだからです。

実際に、私の作品を買われる人は、必ずそのような話しをされます。何度もそう質問されて来ました。

私の人生に与えられた貴重な時間のほとんどを、この作品制作に使うからです。
副業などをしながら画家を名乗る人も多いのですが、私はそのような制作ができません。
時間そのものが画材であり、私が生きたという時間そのものを作品にしているからです。

高額の収益を得ている芸術家が寄付を募ることは、罪深い事だと思います。
しかし、私のような制作活動から充分な利益を得ていない画家は、寄付を募る意外に、この経済不況の中で制作を続ける事が出来ません。

また、非営利活動法人として申請しようとしましたが、日本では公益や共益を目的とする団体であることが前提となり、芸術家個人がたとえその国の芸術文化のために貢献するような作品を制作しても、個人的な自己満足のために行っている事業としてしか見てくれない側面があります。

まずは、そういう偏見を取り払うためにも、私自身が社会的に多くの人に支持される芸術家であることを示さなければなりません。

今回の『画家川田祐子 芸術支援寄付』という募金活動によって、私が目的達成金額を広く集める事が出来れば、私自身の制作活動が維持出来るだけでなく、多くのアーティストがこれにならって、今後芸術活動をしながらも生計を立てられる道が開けることでしょう。
ですから、これは公益性の高い活動として将来認められる可能性があると自負しています。

その足がかりとして、PayPal様に以上をご理解頂き、この活動にご協力、サポートの程、よろしくお願い申し上げます。

長野 STUDIO KAWADA
「芸術支援寄付」プロジェクト代表
画家 川田 祐子

*「画家川田祐子 芸術支援寄付」プロジェクト収入の経過報告4*

期間:5月9日~5月10日

応援寄付 0名様 0円
賛同寄付 0名様 0円

収入小計 0円

収入総計 117,000円(内寄付総計42,000円)

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今月末までに必要な金額 あと53,181円
目的達成まで あと3,703,181円
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