画家川田祐子は、2012年から2020年まで支援者に応援して頂きながら制作活動を続けていました。当時は、ブログ記事によって、制作の状況を公開しながら、ご支援を送って頂くというものでした。

発表活動で知り合った人達だけでなく、次第に、偶然このサイトを訪れた人へと支援の輪が広がって行きました。

2017年に軽井沢にアトリエを移動してからは、ニュースレターを毎月1回配信することで、作品購入を買っていただいたり、筆を送って頂くなどのご支援を受けながら、2024年の今も尚、制作活動を続けています。

現代作家は、どの人もさまざまな工夫をしながら制作を続けていると思います。最初から作品が認められ、思うように作品が売れ、何の不安もなく制作を続けることが出来る人は稀と思います。

現に、私自身は、活動当初から受賞歴を持ち、作品もよく売れ、次々と発表や活動のチャンスを頂きました。しかし、それでも常に先の見えない不安との戦いでした。今振り返れば、こんなに恵まれ、チャンスを活かしながら順調に歩めた作家は他にはいないと自負できますが、その時々に自分への信頼が本物かどうかが試されました。

そのように実は人知れず弱気な自分であるのですが。そういう姿は一切見せずに、活動できたのは、一重に支援してくださる方々の存在があったからです。そのお一人お一人のお気持ちに、どれほど励まさ、制作活動を後押しして頂いたか、計り知れません。

この記録は、すでに過去のものですが、皆様と情報共有することで、何かのお役に立つことがあるのではないかと思い、閉鎖せずにずっと残しております。

画家川田祐子(2024年5月17日)