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ご支援のお礼とご報告ー横須賀展終了を前に

お陰さまで9月4日のアーティスト・トーク並びにワークショップは、
沢山の方々が参加して下さって、
夢のような楽しいひと時を過ごして帰って来ました。

横須賀美術館川田祐子展は、9月25日が最終日です。
どうぞ、お見逃しなく!

川田 祐子 展 ー 千年の翠(せんねんのみどり)ー

2016年7月9日(土)〜9月25日(日)
10:00 ー 18:00 [休館日/8月1日(月)、9月5日(月)
横須賀美術館
〒239-0813 横須賀市鴨居4-1
TEL:048-845-1211(代表)
http://www.yokosuka-moa.jp/
http://mobile.yokosuka-moa.jp/

追伸
ご支援のご報告

今回展覧会の期間に、いろいろな気づきがありました。
その度毎に、皆様からご寄付や、ご感想、ご協力などを頂きまして、
とても詳細に記述することができない程です。

つくづく、自分は全くお金がないのに、何でこんなにしたいことができるのか?
こちらからご寄付を催促するようなことは、一切していないにもかかわらず、
何で良いタイミングにご寄付が集まるのか不思議でなりません。

いつも見守って下さる方々に、心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございます。

9月2日、S様から画材寄付ボタンで、
ブラシソフター(709円+送料760円=1469円)を送って頂きました。
ぼかし技法で消耗しやすい筆を、少しでも柔らかくして、
長く使いたいとこの商品を愛用しています。
本当にありがとうございました。

9月4日、横浜のH様からまたまた美味しいものと一緒に、
ご寄付5000円とPASMO5000円分を頂きました。
横須賀出張中に大変助かりました。ありがとうございました。

9月5日、H様から今月もご寄付1万円を送って頂きました。
早速、新作用に必要な、シュミンケ・ムッシーニのチタニウムホワイト3本を
購入をすることが出来ました。心からお礼申し上げます。

9月7日、世田谷区Y様からご寄付85000円を送って頂きました。
先月のアトリエ維持費が滞納中であったため、早速活用させて頂きました。
心からお礼申し上げます。

9月14日、世田谷区M様から、ご寄付5000円を送って頂きました。
月末の画廊個展の準備のために、大切に使わせて頂きます。ありがとうございました!

9月14日、川崎市T様から、横須賀展の感想文のお手紙とともに、ご寄付5000円を送って頂きました。今後の制作の励みとなりました。大切に使わせて頂きます。ありがとうございました!

ご支援のお礼とご報告ー横須賀展開催中3

12日、13日に陸の孤島、横須賀美術館で、訪れる方々と交流してまいりました。
遠くは京都、浜松から、何年かぶりで再会した方々、
新しい出会い、思いがけない出会いに、心から感謝している次第です。

追伸:ご支援のご報告

8月3日 毎月送って下さるH様からまたご寄付1万円のご送金を頂きました。
頂いたご寄付で12日、13日の横須賀美術館滞在の帰りに横浜の画材店で、
名村大成堂油彩筆HF4号を4本とドローイング・スケッチブックを購入することが出来ました。
次回個展に向けて発表する小品制作に本日から使わせて頂いております。
ありがとうございました。

8月8日 ブログ上で発表しました小品の内「空の詩」16万円をお求め頂きました。
T様いつも作品を集めて下さり、心から感謝しております。
送って頂いたご支援は、今月末に支払うアトリエ維持費と
長野と横須賀美術館往復旅費に使わせて頂きます。

目下、次回個展DM発送郵便代52円切手x300枚=15600円を必要としております。
引き続き作品ご購入や、ご寄付などのご支援をよろしくお願い申し上げます。

作品販売ページはこちらです

ご支援のお礼とご報告ー横須賀展開催中2

横須賀美術館での個展がはじまってから、早くも4週間。

yokosuka-6@
毎日、多方面から反響を頂いていて、
励まされながら長野で引き続き制作しています。

ご支援のご報告
7月14日 さいたま市 N様とN様のお母様から、ご寄付1万円をご送金頂きました。
お母様からは、美しい手書きのお葉書を頂きました。
心あたたまるお便、心からお礼申し上げます。
送って頂いたご寄付で、早速シュミンケムッシーニ油絵具4本、オイル・メディウム3個、
合計10,213円分を購入致しました。
ありがとうございました!

7月17日 大阪の箕面市のS様?Y様?(名字の読みがわかりませんでした)から画集「一雨潤千山」のご注文を頂きました。サイン入りでお送りしました。ありがとうございました。

7月18日 杉並区T様ご夫妻から、画集「一雨潤千山」のご注文を頂きました。
サイン入りでお送りしました。
ありがとうございました。
ご夫妻は、横須賀美術館の展覧会をご覧頂いた感想もお寄せ下さいました。
とても励まされ、次回個展に向けて制作に拍車がかかりました。

7月19日 横須賀美術館から展覧会開催の謝礼179,580円(税抜)を送金頂きました。
早速、下記内容で活用致しました。
7月分のアトリエ維持費(通信費・光熱費含む) 8万円
ベルギークレサン社製グルーキャンバスロール(210cmx5m)44,518円
7月22、23日に横須賀美術館への旅費・宿泊費21,400円
以上に充てることが出来ました。
ありがとうございました。

7月21日 芦屋市M様から右サイドバーの画材寄付ボタンから、
ナムラ 油彩筆 HF6号1本を送って頂きました。
ご注文の際にメッセージも添えて頂き、とても嬉しく拝読致しました。
現在制作中の新作に早速使わせて頂いております。
ありがとうございました。

7月25日 東京都中央区のS様から、画集「一雨潤千山」のご注文を頂きました。
サイン入りでお送りしました。
ありがとうございました。

画集販売での収入は、油絵具や筆などの画材購入費に充てさせて頂きます。

追伸2
ブログ「光と影の綴り織り」で、2回に分けて
横須賀美術館展覧会の展示作品接写画像を掲載して頂いております。
スクラッチやハッチング、油彩のマチエールをネットでお楽しみ下さい。

川田祐子展 ー千年の翠(みどり)- 横須賀美術館 その1

川田祐子展 ー千年の翠(みどり)- 横須賀美術館 その2

ご支援のお礼とご報告ー横須賀展開催中1

長野に戻ってから、DMの郵送手配に追われていました。
今日ようやく第二便100通を投函することが出来ました。
ご案内状が、十分に届いていないかもしれませんが、
このブログや横須賀美術館のHPを見て、是非展覧会をご覧ください。

本日11日、ご寄付1万円と共に、お菓子と崎陽軒のシュウマイが届きました。
横浜市のH様、いつもご支援、ありがとうございます!
Hさんとは、私が2007年に入院した際に、
偶然の出逢いからお知り合いになりました。
たまたま最後の1日だけ、別室に移されて、その一夜だけ、
お話ししたことから、今日までご縁が続きました。
これほどまでに美術に興味を持って頂ける人とは、
全く思ってもいなかったことでした。
心からお礼申し上げます。

ご支援のお礼とご報告ー展示作業初日

横須賀美術館が立っている海は、
走水という名で、
日本の神々が神話を残している場所です。
早朝の散歩で静かに1日が始まりました。

image

走水
遠く浮かぶ
蝸牛舟
入りくむ磯の
波口走る
(波際で浮かんだ歌です)

ソワソワ、ドキドキしながら、
今日は展示作業に立ち会って来ました。

追伸
ご寄付のお礼とご報告
本日、3名様からご寄付2万5千円が寄せられました。
墨田区H様、今月もご寄付、ありがとうございます!
そして、ご住所のわからないS様、面識がないにも関わらず、
ご支援して下さって、本当に感謝申し上げます。
そして、面識のあるH様、ゆうちょ銀行口座にお振込み、
ありがとうございました!
これらのご寄付のお陰様で、1日滞在を延ばし、
明日の展示作業にも立ち会って、
展示準備完了をこの目で確認することが可能となりました。

応援して下さる方々のお一人お一人のお力添えで、
展示作業が順調に進んでおります。
この場をお借りしまして、心から皆様方にお礼を申し上げます。
ありがとうございます!

ご支援のお礼とご報告ー横須賀美術館展覧会に向けて

展覧会に向けて、リーフレットやチラシの準備が始まりました。
作品画像を掲載するページ割りを決めて行きながら、
これまでの作風の流れを改めて一瞥しているところです。

1998年からの作品を改めて見ると、初期は、随分と暗い色調でした。
当時は自分自身の存在や生き方を、そのまま出すような意識があったのだと思います。

今は、かなり意識が変わって、どんなにいろいろなことがあっても、
それに振り回されることなく、明るい太陽のようでありたい、
という願いや祈りで制作するようになって来ました。

自分自身の振る舞いをそのようには出来ないけれど、
せめて作品だけはそのようでありたい、
そう思わずにいられない状況だからです。

今年上半期は、今までになく制作以外のことで忙殺されることが沢山あったのですが、
それでも、周りの理解ある人たちに支えられながら、新作を作り続けています。

本当に感謝の気持ちで、胸が熱くなります。

心からお礼申し上げます。

ご寄付が数名の方々から総額245,000円集まりました。
また、新作「機微という蔦草」を購入頂きました。
画廊共々、これを励みに何とか営業並びに制作を続けることが出来ます。

早速、筆15本、絵の具5本、画溶液2種、小品用イーゼル、F100号
木枠、ブラシクリーナー、ブラシソフトナーなどを買い込みました。

ご支援へのお礼が遅くなっておりますが、今しばらくお待ち下さい。

メールやコメント、お手紙での励ましも頂いております。
お返事を書く余裕がなく、失礼しております。
ごめんなさい。

生活の上では、決して快調とは言えない日々ですが、
それでもありがたいことに、制作の筆は快調に進みます。
それがどれ程自分を成り立たせているか、計り知れません。

IMG_0604

*新作「機微という蔦草」は、
現在KANEKO ART TOKYOエントランスで展示中です。
画廊は現在準備中で、営業時間は不規則です。

 

ご支援のお願いー展覧会を前に

花水木の花も終わりを迎え、豊かな緑に囲まれる季節になりました。
7月9日から開催の横須賀美術館での展覧会に向けて、
すでに作品集荷の準備が進んでいます。

展覧会のサブタイトルも決まりました。
私の思いつきで「千年の翠(せんねんのみどり)」と致しました。
これはもともと「松樹千年翠」という禅語があって、そこから拝借したものです。
「松の木は季節折々に、次第に変化しながらも、千年以上変わることなく、松は松のままである」
という、全く当たりまえのことを言っている言葉です。

「千年」が、ちょっと身に余る大袈裟な言葉で、お恥ずかしいのですが(笑)
それを目指しているという意味で使わせてもらうことにしました。

展覧会では、1998年の作品から今年の最新作までをご紹介しながら、
作品がスクラッチやハッチング、そして油彩へと次第に変化しながらも、
それでも変わらずに川田作品になっているものは一体何か?をご覧頂く展示内容となる予定です。

これまでの制作活動を振り返るに、
ここに至まで様々な思い込みにしばし陥ることがありました。
それでも、その呪縛に気づくことでその都度、
自分なりに克服しながら制作活動を進めて来れたように感じています。

呪縛というのは、例えば何気なく発せられた一言であったように思います。
「今時、絵なんか発表しても何にもならないよ」が最たるものです。
度々、そうかなと思ってどれ程不安になったことでしょう。
しかし、よくこの言葉を突き詰めて行くと、
誰もその事実を正しいと証明することはできないのです。
もっと厳密に言えば、それは正しくもあり、また正しくないともどちらとも言えることなのです。
つまり「何にもならない」と思い込めば、それが正しくなり、
「何とかなる」と思い込めば、そうなるように出来るだけのことだったのです。
今この時点で、その言葉を振り返ると、
その言葉の呪縛をよく克服することができたなと実感している自分があります。

このことが教えてくれることは、自分の可能性は、
大抵が自分自身の何気ない思い込みで、
自ら潰してしまっているということです。
この言葉に屈服し、そうだと強く思い込んでいたら、
今の私は存在出来なかったことでしょう。

これは制作のことにしても同じです。
スクラッチは硬い画面でないと出来ないという強い思い込みがかつてあって、
長らくキャンバスにスクラッチをするという発想に思い至らない時がありました。
それはどうしてもそうしなければならないという必然と、
実行する意志力というのが起きて来て、克服することが出来たのでした。
硬いボードに描いた作品は、キャンバスよりも重くて搬送にとても負担があったのです。
遠い場所に作品を送るためには、どうしても軽いキャンバスにする必要があったのです。

そして、そもそもスクラッチこそが、
「ハッチングの細い線が自分には描けない」という思い込みから生まれた技法でした。
でも長年ハッチングをするようになった頃には、
なぜあのような思い込みに陥っていたのか不思議に思うくらいになっていました。
それでも「どうしても細い線を描きたい」という情熱で、何とかしてしまったのです。

でもさすがに、それらの技法を自由に使えることが、まさか自分の自由を拘束するとは、
考えてもみなかったことでした。
スクラッチもハッチングという技法に執着しそうになっていた自分に、
はっと気付く瞬間がありました。
自分が自分を自由にさせなければ、
きっと見る人にとっての自由も束縛してしまうことになる、と。

「天才とは、自分が陥った環境から自身を自由にし、それを乗り越えていく者のことです。」
(J・クリシュナムルティ『白い炎』)

私は、天才ではないので、なかなか自分を自由にはできないし、
自由にしてしまうと、どちらかというと紙一重の方の人となってしまい、
誤解されやすいところもあるのかもしれませんけど(苦笑)

それにしても、自分がそれらを手放して、油彩画を描くとは思いもよらないことでしたが、
今となってみれば、何で素直に油彩画で表現しなかったのか、不思議に思う程です。

このような沢山の思い込みは、大体が生活上の窮地に至った時と同時に発生し、
はっと気づくようなことで克服しながら、自分も制作も前に進むというような具合です。

ですから、何か問題が起きた時は、大きなチャンス到来です。

今年はそういう意味で私にとって、とても大きな飛躍が期待出来る当たり年かも知れません。
まだまだ、沢山の思い込みを手放すことが出来ていないことに気付くことが出来たからです。

おそらく、時代の思い込みをいち早く克服する制作こそが、
芸術作品として後世に残されていくものではないかと考えるようになって来ました。
つまり見た目に素晴らしい美術作品を制作することが目的ではなく、
この時代の人々の思い込みを克服するような制作が残せたら、と思うのです。
それがたったの1枚の作品に集約出来たら、どんなに素晴らしいことでしょう。

まだまだ私などは未熟なので、これまでの作品を並べて、
何とかそういうことをお伝えするのが精一杯な状態です。

何はともあれ、これまで制作活動を続けられて来れたのも、
一重に沢山の方々のお力添えのお陰さまです。
これらのご支援とともに歩んで来れた制作を発表出来る喜びに包まれながら、
新作制作に朝から晩まで、画業精進している毎日です。

昨年末の個展で得た資金も新作制作に使い果たし、生活費も底をついてしまいました。
明日から、どのように生き延びるか、またサバイバルな毎日が始まりました。
ここを乗り越えるべく、皆様のご支援、ご協力をどうぞ、よろしくお願い致します。

作品ご購入でのご支援のお願い
KANEKO ART TOKYOにて販売
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビル1F
TEL : 03-6240-9774
info@kanekoart.jp

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「揺花」シリーズ
ハッチング・シリーズ

ご寄付の振込み口座のご案内
応援寄付:一口1000円から
賛同寄付:一口10000円から
*ご支援頂いた方々で、ご住所がわかる場合は、
ささやかなお礼をお送り致します。

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記号:10280
番号:74164671

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