カテゴリー: ご寄付のお願い

ご支援のお願いー展覧会を前に

花水木の花も終わりを迎え、豊かな緑に囲まれる季節になりました。
7月9日から開催の横須賀美術館での展覧会に向けて、
すでに作品集荷の準備が進んでいます。

展覧会のサブタイトルも決まりました。
私の思いつきで「千年の翠(せんねんのみどり)」と致しました。
これはもともと「松樹千年翠」という禅語があって、そこから拝借したものです。
「松の木は季節折々に、次第に変化しながらも、千年以上変わることなく、松は松のままである」
という、全く当たりまえのことを言っている言葉です。

「千年」が、ちょっと身に余る大袈裟な言葉で、お恥ずかしいのですが(笑)
それを目指しているという意味で使わせてもらうことにしました。

展覧会では、1998年の作品から今年の最新作までをご紹介しながら、
作品がスクラッチやハッチング、そして油彩へと次第に変化しながらも、
それでも変わらずに川田作品になっているものは一体何か?をご覧頂く展示内容となる予定です。

これまでの制作活動を振り返るに、
ここに至まで様々な思い込みにしばし陥ることがありました。
それでも、その呪縛に気づくことでその都度、
自分なりに克服しながら制作活動を進めて来れたように感じています。

呪縛というのは、例えば何気なく発せられた一言であったように思います。
「今時、絵なんか発表しても何にもならないよ」が最たるものです。
度々、そうかなと思ってどれ程不安になったことでしょう。
しかし、よくこの言葉を突き詰めて行くと、
誰もその事実を正しいと証明することはできないのです。
もっと厳密に言えば、それは正しくもあり、また正しくないともどちらとも言えることなのです。
つまり「何にもならない」と思い込めば、それが正しくなり、
「何とかなる」と思い込めば、そうなるように出来るだけのことだったのです。
今この時点で、その言葉を振り返ると、
その言葉の呪縛をよく克服することができたなと実感している自分があります。

このことが教えてくれることは、自分の可能性は、
大抵が自分自身の何気ない思い込みで、
自ら潰してしまっているということです。
この言葉に屈服し、そうだと強く思い込んでいたら、
今の私は存在出来なかったことでしょう。

これは制作のことにしても同じです。
スクラッチは硬い画面でないと出来ないという強い思い込みがかつてあって、
長らくキャンバスにスクラッチをするという発想に思い至らない時がありました。
それはどうしてもそうしなければならないという必然と、
実行する意志力というのが起きて来て、克服することが出来たのでした。
硬いボードに描いた作品は、キャンバスよりも重くて搬送にとても負担があったのです。
遠い場所に作品を送るためには、どうしても軽いキャンバスにする必要があったのです。

そして、そもそもスクラッチこそが、
「ハッチングの細い線が自分には描けない」という思い込みから生まれた技法でした。
でも長年ハッチングをするようになった頃には、
なぜあのような思い込みに陥っていたのか不思議に思うくらいになっていました。
それでも「どうしても細い線を描きたい」という情熱で、何とかしてしまったのです。

でもさすがに、それらの技法を自由に使えることが、まさか自分の自由を拘束するとは、
考えてもみなかったことでした。
スクラッチもハッチングという技法に執着しそうになっていた自分に、
はっと気付く瞬間がありました。
自分が自分を自由にさせなければ、
きっと見る人にとっての自由も束縛してしまうことになる、と。

「天才とは、自分が陥った環境から自身を自由にし、それを乗り越えていく者のことです。」
(J・クリシュナムルティ『白い炎』)

私は、天才ではないので、なかなか自分を自由にはできないし、
自由にしてしまうと、どちらかというと紙一重の方の人となってしまい、
誤解されやすいところもあるのかもしれませんけど(苦笑)

それにしても、自分がそれらを手放して、油彩画を描くとは思いもよらないことでしたが、
今となってみれば、何で素直に油彩画で表現しなかったのか、不思議に思う程です。

このような沢山の思い込みは、大体が生活上の窮地に至った時と同時に発生し、
はっと気づくようなことで克服しながら、自分も制作も前に進むというような具合です。

ですから、何か問題が起きた時は、大きなチャンス到来です。

今年はそういう意味で私にとって、とても大きな飛躍が期待出来る当たり年かも知れません。
まだまだ、沢山の思い込みを手放すことが出来ていないことに気付くことが出来たからです。

おそらく、時代の思い込みをいち早く克服する制作こそが、
芸術作品として後世に残されていくものではないかと考えるようになって来ました。
つまり見た目に素晴らしい美術作品を制作することが目的ではなく、
この時代の人々の思い込みを克服するような制作が残せたら、と思うのです。
それがたったの1枚の作品に集約出来たら、どんなに素晴らしいことでしょう。

まだまだ私などは未熟なので、これまでの作品を並べて、
何とかそういうことをお伝えするのが精一杯な状態です。

何はともあれ、これまで制作活動を続けられて来れたのも、
一重に沢山の方々のお力添えのお陰さまです。
これらのご支援とともに歩んで来れた制作を発表出来る喜びに包まれながら、
新作制作に朝から晩まで、画業精進している毎日です。

昨年末の個展で得た資金も新作制作に使い果たし、生活費も底をついてしまいました。
明日から、どのように生き延びるか、またサバイバルな毎日が始まりました。
ここを乗り越えるべく、皆様のご支援、ご協力をどうぞ、よろしくお願い致します。

作品ご購入でのご支援のお願い
KANEKO ART TOKYOにて販売
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビル1F
TEL : 03-6240-9774
info@kanekoart.jp

新作
「揺花」シリーズ
ハッチング・シリーズ

ご寄付の振込み口座のご案内
応援寄付:一口1000円から
賛同寄付:一口10000円から
*ご支援頂いた方々で、ご住所がわかる場合は、
ささやかなお礼をお送り致します。

▶ゆうちょ銀行口座振込
なまえ:カワダ ユウコ
記号:10280
番号:74164671

▶三菱東京UFJ銀行口座振込
相模原支店
店番:259
名前:カワダ ユウコ
番号:0058578

緑の神話

緑の神話 2016 油彩 194x259cm

支援販売ー今年最後のお願い

この数日、来年1月11日から始まる『クインテット展』開催に向けて、
チラシや2月個展のDM等を配送する手作業に追われています。
クロネコメール便で500通を目標にしているのですが、
配送料の資金捻出に苦心していて、まだ100通しか出せていません。

配送料どころか、冷蔵庫の中身もまたまた心細くなって来た上に、
来るお正月にお餅すら買うことが出来そうにない状態。
家賃更新月を来月に控え、当初心づもりしていた更新料だけでなく、
信用保証料、火災保険料などの思わぬ請求書まで届き、にっちもさっちも行きません。
目下は来月上旬までに約15万円程必要としています。
プロジェクト始まって以来の大ピンチです。
正直言って、1月11日のアーティスト・トークに行けるかどうか...、
もしやJRの券売機の前で、「支払うお金がないために行くことが出来ない(汗)」
なんてことが頭をかすめます。

あともう少しで、プロジェクト目標額を達成出来そうなのですが...。
この最後の最後が結構なかなかの難所です。
それどころか、もしプロジェクトが達成出来ても
「2月の個展までの生活費ってどうなるのだろうか?」
「個展の時に東京の画廊に行けるのだろうか?」 と考えないわけではありません。
しかし!そういう時にこそ、これまでの2年間に培って来た力を発揮しなければなりません。
「今日、いまここで制作出来ることへの感謝」
「これまで皆様のさまざまなご支援とご協力を頂いて、生きて制作出来たことへの感謝」
この気持ちさえ失わなければ、
そのような不安などあっという間に吹き飛びます。
そして、今自分にできることを精一杯しようという勇気がむくむくと沸き上がって来たのです。

「時間というものはない、あるのはただ、無限に小さな現在だけである。」(トルストイ)

とにかく、今を大事に生きるしかありません!
個展に出品する作品の制作ももちろん重要ですが、
まず出来ることは可能な限りしてみようという意気込みも出て来ました。
皆さん、こんな状態で「クインテット展」を迎える私ですが、
どうか今年最後のお願いにご協力下さい!

ご支援を仰ぐにあたって、ご寄付だけでなく下記作品3点及び昨日届いたばかりの出来立てほやほやの「クインテット展」展覧会カタログを販売致します!
もちろん、住所を知られたくない方などは、今まで同様に寄付の形でも構いません。

winter cloud

winter cloud

winter cloud
限定枚数50
画:6x8cm
額:20×20角2cm厚み 白木 日本製 アクリル板面
材質:ドイツ製ジャーマン・エッチング紙/アート専用アーカイバル顔料インク
技法:ジクレー(川田キャンバス作品のセルフカバー)/長野アトリエでの作家制作作品
作品下鉛筆表記:左ed 中央題名 右作家サイン
(作品画像の右下のマークはコピーを防ぐためのもので実際には印刷されません)
送料無料(クロネコヤマト便)
特典:『クインテット展』カタログ1冊付録
定価:¥5,000- 支払い方法:PayPal(クレジット払い可)・銀行振込(ゆうちょ銀行)
商品発送:2014年1月6日発送予定。
販売期間限定:2013年12月27日〜1月5日深夜ご注文まで

*ブログでの販売は終了致しました。

******************************************************************************************************************

orange air

orange air

orange air
限定枚数50(ブログでの販売は限定3点のみ )
画:6x8cm
額:20×20角2cm厚み 白木 日本製 アクリル板面
材質:ドイツ製ジャーマン・エッチング紙/アート専用アーカイバル顔料インク
技法:ジクレー(川田キャンバス作品のセルフカバー)/長野アトリエでの作家制作作品
作品下鉛筆表記:左ed 中央題名 右作家サイン
(作品画像の右下のマークはコピーを防ぐためのもので実際には印刷されません)
送料無料(クロネコヤマト便)
特典:『クインテット展』カタログ1冊付録
定価:¥5,000- 支払い方法:PayPal(クレジット払い可)・銀行振込(ゆうちょ銀行)
商品発送:2014年1月6日発送予定。
販売期間限定:2013年12月27日〜1月5日深夜ご注文まで

*ブログでの販売は終了致しました。

******************************************************************************************************************

mone green

monet green

monet green
限定枚数50
画:6x8cm
額:20×20角2cm厚み 白木 日本製 アクリル板面
材質:ドイツ製ジャーマン・エッチング紙/アート専用アーカイバル顔料インク
技法:ジクレー(川田キャンバス作品のセルフカバー)/長野アトリエでの作家制作作品
作品下鉛筆表記:左ed 中央題名 右作家サイン
(作品画像の右下のマークはコピーを防ぐためのもので実際には印刷されません)
送料無料(クロネコヤマト便)
特典:『クインテット展』カタログ1冊付録
定価:¥5,000- 支払い方法:PayPal(クレジット払い可)・銀行振込(ゆうちょ銀行)
商品発送:2014年1月6日発送予定。
販売期間限定:2013年12月27日〜1月5日深夜ご注文まで

*ブログでの販売は終了致しました。

******************************************************************************************************************

『クインテットー五つ星の作家たち』

展覧会カタログ

企画・編集:損保ジャパン東郷青児美術館(五十嵐 卓)
翻訳:Robert S.Reed
デザイン・製作:瞬報社写真印刷株式会社デザイン室
印刷.製本:瞬報社写真印刷株式会社
発行:損保ジャパン東郷青児美術館 © 2014
29.7×21.5×0.8cm 96ページ 全カラー図版70点
掲載作家:児玉靖枝・川田祐子・金田実生・森川美紀・浅見貴子
内、川田祐子記事:p.23~36 アーティストメッセージ付 図版19点 画歴掲載
五十嵐卓氏評論「クインテットー五つ星作家たちの”風景”表現』p.5〜p.9
英文翻訳付
販売価格:定価1500円(送料無料)
お一人様何冊でもご注文可能です。
発送:クロネコメール便。こちらは1月7日までは注文受付日の翌日に発送予定。


*ゆうちょ銀行振込の方は上の黄色いカートボタンは押さず、こちらのフォームからご注文下さい。

******************************************************************************************************************

寄付経過報告ーレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉

自分のこれからの指針として、ここにレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉を書き留めておくことにします。

 

生活費以上の収入は意味なしと知るべし。

莫大な財産を望んでみても、君はそれを十分活用できないままに終わるだろう。

とすれば、その財産は君のものではないことになる。

使用されない宝貨も,同様にして人皆のものである。

君の生活に何ら役に立たないものを君が稼いでみたところで、

他人の手にこそ渡れ、君を満足させることはないだろう。

ー略ー

徳こそが信頼に足る財産である。

ー略ー

君が老年になってからの預金となる蓄財を確保したいと言うなら、

徳の研鑽こそ間違いないし、君を老け込ませることもない。

また、徳の容器は、夢と大きな希望で満たされることになろう。」

(裾分一弘著『レオナルド・ダ・ヴィンチの「絵画論」攷』、

レオナルド・ダ・ヴィンチ『絵画論』抜粋よりCod. Urb, 341-354)

 

このブログのサイドバーにも、この言葉を掲げることにしました。

 

追伸:モバイルからはサイドバーが記事が見えないということですので、

ブログ記事にもご寄付の呼びかけを掲載させて頂きます。

画家活動にご支援を

11月作品搬出まで、残すところ4ヶ月となりました。

今のところ、この期間の収入の見通しは、全くありません。
それでも来年1月に出品するべく大作制作を可能な限り続行する覚悟です。

*場合によっては先月の家賃滞納による退去勧告、返済滞納により破産宣告、作品の没収、
インフラも利用出来なくなり、ブログ更新も不可能になるかもしれません。

どうか芸術活動にご理解のある心ある方々、
今一度ご寄付もしくは作品購入をお考え頂きたく、何卒よろしくお願い致します。

応援寄付 一口:1000円から
賛同寄付 一口:10000円から

▶振込口座のご案内

ゆうちょ銀行
なまえ:カワダ ユウコ
記号:10280
番号:74164671

三菱東京UFJ銀行
相模原支店
店番:259
名前:カワダ ユウコ
番号:0058578

*下記メールフォームでご寄付振込のご連絡を頂けた場合は、ご記入住所にささやかなお礼をお送り致します。
*個人情報は、他に使用することは一切ありません。
*またこのブログに掲示されることもありませんのでご安心下さい。

詳細は下記PDFをお読み下さい。

芸術支援寄付ボタン

ご寄付経過報告

………………………………………………….
7月1日現在
応援寄付 82口
賛同寄付 79口
画集 34冊(委託販売含む)
通信誌 1冊
支援金 合計905,120円
………………………………………………….
目的達成まで あと 991,303円
(2012年5月380万円目標から出発)
…………………………………………………

*先月家賃滞納分 63,300円

 

 

今するべきこと

来年2014年1月予定の損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)主催の「クィンテッド展」に向けて、メインとなる作品を制作をしている毎日です。

カタログに掲載する主催者側の写真撮影の関係で、新作は今年10月までに完成しておかなければなりません。ということで、これからの4ヶ月間は、おそらく私の人生において最も充実した日々となることは間違いありません。これまでに私が積み重ねて来た経験と能力を制作に出し尽くすこと。これが私の今するべき最大の課題です。そのためにさまざまな雑念が頭をよぎろうとも、自分が今するべきこと、それは「一重にこの展覧会に出品する作品を制作すること」そのことを、よくわきまえて取り組んで行きたいと思っています。

私の今後の制作のために記録を残すことはもちろんですが、多くの方にこの活動を広く知って頂き、またご協力を頂いている方々にはその制作の状況をお知らせする意味でも、制作の合間に、このブログに引き続き経過報告をして行くつもりです。また、最近FacebookやTwitterの活用方法を見直してみました。まとまった文章を書く余裕がない場合でも、これらのコミュニケーションツールを使って、私が何を今しているのかをしっかりお伝え出来るように努めていく所存です。もし、IDをお持ちでしたら、是非フォロー、いいね!ボタンをよろしくお願い致します。

これからの繁忙期を前に、今まずしておかなければならないこと、それはこれまで制作した作品をもとに、この数ヶ月間の制作生活の資金を確保すること、そして引き続きご寄付を募ることです。これまでの1年間、沢山の方々の励ましに支えられて、経済的な問題にも動じない強靭な精神を培っては来ましたが、これからの制作の追い込みに、経済的な窮地に追い込まれて制作ができない、という訳には行きません。

私の制作生活には1ヶ月約16万円程が必要です。そしてこの予定されている展示に向けて立ち上げたプロジェクトは開始当初380万円を目標にし、そして残すところ後7ヶ月。当初の計算通り、後110万円程の必要経費を集めなければならないところまで来ました。

しかしこの4ヶ月は小品制作は出来そうにありませんし、またするべき時期ではないことは言うまでもありません。

公募展応募も考えなくはありません。しかし、もし今から応募して賞金が得られるとしても、10月以降のことなのです。またもちろん賞金のための応募作品を兼ねての制作ということも、今回考えに考えを重ねた結果、あくまでも公募展受けする制作にはならないかもしれないけれど、出せれば応募する程度の努力が限界だという結論になりました。そういう作品に賞が与えられることはまず極めて難しいように思えてなりません。

そこで、今まずしなければならないことは、販売出来る作品をまとめてここでご紹介することに致しました。

折り入っての作品ご購入を今ここで皆様に仰ぎたいと存じます。どうかご支援・ご協力程、よろしくお願い申し上げます。

尚、この販売が16万x4ヶ月=64万円の収入が見込まれるまでご協力を呼びかけるため、しばらくこのブログ記事の更新が出来なくなりますことをご了解下さい。

 

 

解決策

今回、2年後の展覧会へ向けて、その間の生活費、製作費、借金返済分、合計380万円の寄付を募っております。既に1ヶ月を乗り越えられそうで、焦る事なくこの活動を広めて行くよう努力して行こうと、改めて決意しているところです。この金額を全て寄付で集めると捕らえると、その多さに面食らいますが、私には既にいくつかの解決策が与えられています。

一つ目は、今年10月29日〆切の第1回「損保ジャパン美術賞」展への作品の応募です。未発表作品100~130号を1点応募することができ、大賞を獲得すると300万円の賞金を獲得することができます。

二つ目は、この公募展に挑戦するためには、この審査発表の11月までの5ヶ月間を制作しながら生活する資金が必要で、計算するとだいたい75万円があると何とかなりそうなのです。そこで、microbankというサイトを利用して、さらに広く寄付を募る段取りを今進めているところです。

しかし、大賞を受賞する事は、本当に雲を掴むような話しです。これまでいくつかの賞を受賞して来た経験上、感じている事は、ただ時の運にすぎないということです。ですから、受賞しなかった作品が全くの駄作かというとそういうことはなく、その後に美術館で買上されたり、思わぬチャンスを引き寄せた作品もあって、一概に受賞する事が、作品の評価の全てではないと思っています。しかし、ここはどうしても経済的にチャレンジする以外に方法はなく、ひるむ事なく全力を尽くします。

そして三つ目に、KANEKO ART TOKYOでの8月末から9月にかけての個展があります。オーナーからの特別のお申し出で、急遽企画して頂くことになりました。まだ展示内容は未定ですが、オーナーにアイデアがあるということですから、全面的にお任せして、一つでも多くの作品を買って頂けるよう、新作、小品も含めて出品する予定です。本来でしたら、ここでの収益が制作生活を全面的に賄う事ができれば、それに越したことはありません。ただそれでも、来月6月から9月までの4ヶ月間をどう生活するかという状況下にあります。引き続き、ご支援、ご寄付の程よろしくお願い申し上げます。

このような綱渡り人生に、ご理解を頂き、あたたかな手を差し伸べて下さる方々に、毎晩感謝のお祈りをして眠るようにしています。そこに一昨日一通のメールが届きました。ご本人にご了解のもと、名前は伏せて、頂いた文章のママここでご報告致します。

こんばんは。
ご無沙汰しております。また突然メールし、驚かせてしまい申し訳ありません。驚くと言えば、川田さんから近況お知らせを頂き本当に驚いたと言うのが率直な感想でした。川田さん程活躍されている方でさえ実情はかなり苦しいのだと…具体的な数字も書かれていましたので、現実味が伝わり、ドキドキしながら何度か読み返させて頂いました。。。最近はブログを度々拝見させて頂き、川田さんの誠実で真摯なお人柄と芸術に対する強い信念から沢山の支援者がいらっしゃると思っております。わたしも陰ながら今後の動向を見守らせて頂きたいと思っております。また先日は、私の本当に恐縮する程の気持ちばかりの支援に対して素敵な贈り物迄頂きありがとうございました。これからもどうぞご健康にも気をつけられて制作にお励みになって下さいませ。。。川田さんの人間的な強さ、力強い生き方、尊敬しております。

TY

Tさん、寄付とこのようなあたたかいメッセージ、本当にありがとうございます!尊敬に値するような人生では決してありません。つまずいてばかりのダメ人生です。しかし、自分の人生を悲観したり、いじけたり、卑下するようなことは決してせずに、むしろ堂々とプライドを持って皆様に、全てをお見せ出来るようでありたいと思います。

また、一人で頑張っているというこれまでの数多くの芸術家の孤高のイメージに、私は常日頃から疑問を感じています。それを書き換えて、「社会全体、心ある人たちの協力支援で芸術活動が可能になる」そういう活動姿勢を粘り強く世に問い掛けて行きたいと思います。またそれが、今後の日本の美術界、芸術の世界、後進のアーティスト志望の人たちを大切にすることになる、そう強く信じます。

どうか、このように踏まれても踏まれても起き上がる、不屈の画家川田祐子(苦笑)に引き続き励ましのメッセージ等、よろしくお願い申し上げます!
続きを読む

作品集 動画

ハッチングとスクラッチ技法で描く画家 川田祐子の代表作をご紹介する作品集。

特別なある場所の風景ではなく、抽象的な自然の景色を求めて描き、発表を続けています。
その絵画世界は、見る人のさまざまな見え方を可能にし、受け入れ、
共に物語りを創り上げて行く作風です。

この世界的な経済不況の中、制作だけで生活して行くことは、とても困難なことです。
しかし、敢えて無茶を承知で、画業一筋でどこまで生きられるか挑戦中です。

このような活動に、ご理解、ご協力、ご支援をお願い致します。

追伸:
動画アップにより、お陰さまで昨日1日のトータルアクセスが100を越えました。より多くの人に、私の作品を知って頂けるような努力を、制作と平行しながら、何とか頑張っています。

実際の動画は、もう少し画質が良いので、今後は高画質動画の配布方法も考えて行きたいと思っています。また、スクラッチ技法の紹介や、キャンバスの下準備等の制作過程、長野アトリエの周囲の環境のご紹介などなど、今後も動画にまとめて、ご紹介していく予定です。

まだ動画の編集の初心者で、至らぬ点が多々ありますが、アドバイス、ご意見、ご感想等ありましたら、とても嬉しいです。今後とも引き続き、よろしくお願い致します。
続きを読む

寄付のお願い

現状

私は画家として、新たな決意を迫られています。

長野アトリエ

私の活動歴を見て頂くとわかりますように、とても恵まれて順調に歩んでいます。最近では、2010-11年の水戸芸術館のワークショップ、2011年東京国立近代美術館での2度目の所蔵品展「マチエール(画肌)の魅力」での展示、そして3月から開催されている横須賀美術館5周年記念「横須賀・三浦半島の作家たち」での所蔵品展に現在作品を貸出し中です。

また今月に入ってからは個人美術館から、企画展依頼のお手紙も頂きました。どんなに励まされ、生きる支えになっているか知れません。制作をしながら自然に涙が溢れて来る事があります。

このように恵まれている状況でありながら、悔しい事に経済的な問題が、まだまだ全く解決できないのです。生活を維持して行ける分の収入に繋がらないのです。新作をどうしてもまとまった形で皆さんにお見せしようとすると、小出しに販売する事ができません。画廊で企画個展発表をたとえしても、その度に作家にも画廊にも大きな経済負担がのしかかります。画廊は画廊スペースの確保の地代・運営費の負担、作家は発表のための画材費、制作時間の確保による経済負担があり、たとえ作品が売れたとしても、画家の画料は収益の半分、集金までのタイムラグの負担もあるため、お金が手元にやっと届いたころには、かかった費用の借金の一部に充てるのがやっと、生活の支えにはなりません。それでももう万作尽きたと思う度に、これまで奇跡のように美術館等の大作の買上があり、その度に極身近な人たちに少しずつ理解されるようになり、借金の肩代わりや資金の援助をしてもらっていたのが実情です。しかし現状に至っては、美術館自体が今、経営難に直面していて、寄付を募っている状態なのです。
http://arttowermito.or.jp/support/support01e.html
http://www.momat.go.jp/sanjokaiin/index.html

それでも常に画家は、画家であることに自負を持ち、お金にはならない事でも、謝礼以上の内容で発表しなければなりません。作品も活動も、私が死んだ後までずっと何らかの形で語り継がれ、残されて行くからです。時代が悪かったとか、お金がなかったからと言って、妥協したようなものは出来ません。

私は知っています。どんなに時代が悪くても、たとえ戦争の最中にあっても、画家は食べるものを削ってまで絵具を買い、作品を描き続ける事を。第二次世界大戦後の1940年代の傑作の多くは、人間が生命を賭けて残し、生きることの尊さを表明しているものばかりです。時代が変わってもそれらは色褪せる事がありません。

翻って、今私たちは、実は戦争とは形が異なるものの、同じような未曾有の経済危機の状況下にあります。

芸術活動の支援の意義

それでも私は、作品とともに画家としての生き様を見せる事で、後進の画家志望の人たちのみならず、何らかの形で美術や芸術に従事しようとする人たちに、芸術の尊さや希望を示さなければならない、そう決意をしました。それがこの状況に対する私という一人の芸術家としての表現、意志の表明とすることにしました。

この資本主義の社会に合わせて、芸術作品を商品として売っても、その価値に見合ったお金を稼ぐことが充分に出来ていません。たとえ国を代表する美術館で収蔵されたとしてもです。そして芸術にはパラドックスがあり、画家が作品でお金を稼ぎ、作品がブランド化した瞬間に、芸術というオーラが失われるという矛盾もあります。

従って純粋な芸術活動には、どうしても何らかのサポートが必要なのです。

この国際的な経済的苦難の時代にあっても、私が真摯に芸術制作を行い続けることで、それでも芸術が人間にとって、なくてはならない価値あるものであることを証明したいと思います。芸術作品のオークション等での価格高騰のような商業的成功が人々を感動させるのではなく、画家として一途に生きる姿、八面玲瓏の存在こそが芸術を生み、感動を与えるということを。

それには、私一人の力では不可能です。またそれでは重要な意味を示せません。八面玲瓏の珠には、社会そのものが映り込むものだからです。

その映り込むものとは、「このような時代であっても、画家川田祐子の活動には、それを支える芸術に理解ある気高い人々、文化的基盤を持つ社会、新しい芸術支援のあり方があった」という事実であり、それが後世に語り継がれる程のインパクトで示されることが重要です。

もちろん、これまでにも励ましの言葉や、多くのチャンス、作品を買って頂く事で、充分支援をして頂いて参りました。それらに感謝するとともに、だからこそその恩に報いるためにも、今ここで頑張らなくてはなりません。今まではなるべく、このような個人的な経済的な事情を表には出さないようにしていました。いつでもぐっとこらえて、経済的負担は、私なりの芸術への「奉仕」と考えることにしていました。しかし、それでは、1個人だけの芸術への貢献になりかねません。画家の活動が、理解者の経済的支援のもとに成り立っていることを、隠す事なく明確にすることで、芸術制作が社会活動となるのです。従って、一度皆様に正直に経済的事情をお話しすることで、画家川田祐子の真意を問い、多くの賛同者・支援のもとに芸術活動が成り立ち得ることを示したいと存じます。

寄付のお願い

これまで身近な励ましの声や、ごく一部の人たちの物品等のご支援は頂いていましたが、今回初めてこの場をお借りしまして、具体的な経済支援としての寄付金を公の場で募ることに致しました。

私がこの2年後の発表に向けて、新作制作に邁進するためには、月8万のアトリエ維持費・生活費、そしてこれまでの4年間の負債の返済168万(月7万)とを合わせて、どうしても月々約15万、その他に画材等制作活動費20万を含めて合計約380万円を必要としています。

この2年間をご支援して頂く事で、私は多くの人に感動を与えることのできる作品を出来る限り多く制作し、美術館での企画グループ展及び個展の開催を必ず実現する事をお約束致します。そして、制作に支障のない程度のアルバイトをしながら、10月に予定される公募展への応募等、持てる能力を全て発揮して、出来得る限りの収入の可能性に挑戦致します。また、このご支援が、2年後以降の活躍への投資にも繋がるように努めます。そして、これが非営利の募金活動であることを誓ってお約束し、上記金額が達成した時点で寄付活動を終了致します。

しかし、万が一寄付が思うように集まらず、生活基盤の維持と制作時間の確保が出来なくなった時点で、皆様の期待や希望には値しない画家であると判断して、潔く依頼されている二つの企画展を辞退し、一線を退くことと致します。

どうか、私のこの画家としての活動に、ご理解、応援、賛同、ご支援を賜りたく、何卒ご寄付の程よろしくお願い申し上げます。

寄付額
応援 一口1000円から
賛同 一口10000円から

寄付の状況は、ブログにて、必ずその都度経過報告致します。

寄付の方法

▶銀行口座振込

ゆうちょ銀行
振込口座
なまえ:カワダ ユウコ
記号:10280
番号:74164671
備考:郵便局のATM、ゆうちょ銀行口座同士送金は平日既定時間内に限り無料

三菱東京UFJ銀行
相模原支店
店番:259
名前:カワダ ユウコ
番号:0058578
備考:三菱東京UFJ銀行口座同士の振込手数料は平日既定時間内に限り無料

住所明記で寄付をして下さった方には、アトリエSTUDIO KAWADAから、ささやかなお礼と、企画展覧会開催の際には必ずお知らせをお送り致します。どうか、重ねてよろしくお願い致します。

画家川田祐子 長野アトリエSTUDIO KAWADAより

2012制作風景s@

続きを読む

アーカイブ